韋駄天様
ということで「足の神様・仏様」の最初は韋駄天走りの「韋駄天」様。
はじめは仏教を妨害する邪神でしたが、お釈迦様に帰依してからは仏法の守護神となり、須弥山を守る四天王のひとりである増長天の部下とされています。お釈迦様が亡くなった後、捷疾鬼という足の速い鬼がお釈迦様の歯を奪って逃げ去った時、これを追って取り戻したということから、韋駄天走りという言葉が生まれました。能の演目で「舎利」というものがあるそうですが、この説話に基づいているストーリーです。
特に寺院のお堂を守る神とされ、禅宗のお寺の厨房や僧坊などにその像がまつられていることが多いです。そのため、食物の困窮を救う力があるとされ庶民にも信仰され、民間信仰の対象ともなっています。もちろん足腰の病や小児の病魔を除く神として信仰されています。
【野川明神社】
神奈川県川崎市宮前区野川463
絵馬(たぶん500円くらいだったと思う)の韋駄天様の絵がカワイイ(^-^)
【生田天神社】
神奈川県川崎市多摩区枡形6
江戸時代には韋駄天社と呼ばれていたようです。
【世田谷観音】
東京都世田谷区下馬4-9-4
阿弥陀堂の中にいらっしゃいます。
【西光寺韋駄天石像】
東京都台東区谷中6-2-20
よく紹介されている石の韋駄天様。韓国からいらっしゃったそうです。
【白鬚神社韋駄天額】
埼玉県狭山市柏原1153-1
絵馬に描かれている韋駄天様です。
【乙津寺(鏡島の弘法さん)】
岐阜県岐阜市鏡島1328
韋駄天像としては唯一の国の重要文化財である韋駄天立像がいらっしゃいます。
その他にも地元に根付いた韋駄天様が各地で祭られていますが、皇室の菩提寺でもある京都の泉涌寺にも韋駄天様はいらっしゃいます。
自分が大切な人のためにその駿足を飛ばした韋駄天様。その速さには及ばないものの、私たちもそれぞれの大切なものを心に抱いて走り続けたいものです。
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コメント
私の場合、こうも暑いと練習ぎらいでサボり癖なところが出てきますので、韋駄天ならぬ「サボ天」ですわい。
投稿: moai | 2006年7月 1日 (土) 00時44分
いえいえ、「サボテン」なら渇きにも強そう(^-^)
投稿: 野川のカルガモおとーさん | 2006年7月 1日 (土) 12時06分