« 2006年8月 | トップページ | 2006年10月 »

2006年9月

2006年9月30日 (土)

成城学園前駅が大賑わい

Dscf1252 本当は走って帰るつもりだったのですが、成城学園前駅のCORTYという駅ビル(駅ビルという言い方も申し訳ないようなオシャレなビル)が、今日29日オープンだったので、帰宅ランはせずにバスで帰り、ふらふらと成城の駅を見てきました。予想はしていたものの大混雑。成城にこんなに人がいたのかしら?というくらいでした。この写真は30日(土)のものですが、昨日同様に大混雑でした。

さて、印象は一言でいって「うっそ~、これがあの成城の駅!」

Dscf1253_1

昔の狭い橋上駅を知っている身としては、あまりにかけ離れたオシャレな駅になってしまいました。成城学園前駅といえば、閑静な住宅街の駅というイメージでしたが、それだけに利用する人は住民と成城学園などのの学生・生徒が中心の落ち着いた(私にいわせれば「長閑な」)駅でしたが、ひょっとするとわざ わざ成城に買い物に来る人を期待しているような出店構成です。でも、4階までの大きな吹き抜けと明るい設計は好感が持てます。

Dscf1256 ただし、お店にの構成についてはちょっと?(^-^)
そんなに金持ちばかり成城に住んでいるわけじゃないないのよ!わざわざターミナルでもない成城に途中下車してお客は来るの~?と私は言いたい(^-^;  正直言って、2年後まで残るのは、本屋さんと2階のファンシー雑貨屋と英会話学校と保育園だけかもしれません。

でも、最上階の4階はオリーブの森という庭園になっていて、西側の視界は大きく開けているので、冬の晴れた日には富士山がきれいに見えるはずです。庭園の脇のイタリアンレストランのオープンテラスで富士山を見ながらイタリアンワインを傾けるなんて最高かもしれません。

それから、1階のOdakyuOXは「おおっ、ここはデパ地下か?」と思わせるような充実ぶりです。成城石井の紀ノ国屋パンに対抗して箱根富士屋ホテルのパンを常備するくらいです。開店セールかも知れませんが、本マグロを目の前でさばいていました。でも、開店記念のワイン安売りを期待して行ったら...高いものばっか(^-^; おまけにレジは長蛇の列! 結局、いつもの宮崎屋さんで安くて美味しいチリワインを買って帰りました。

Dscf1254 さて、これだけOdakyuOXが進化してしまうと駅前の「成城石井」が気になります(^-^) 実は、チリワインのつまみにクリーミータイプのチーズを買いに成城石井にまわったら、え~っ!(*o*) なんとCORTYのグランドオープン日にあわせて9月29日から10月10日まで「改装のため休業」。成城石井もやってくれます(^-^) 

Dscf1255

確かに中を見ると、すっかり商品どころか陳列棚も撤去され全面改装です。事務所だった 2階もどうやら手が入っているようです。相当、大々的にリニューアルしそうです。高級スーパーとして、各地に展開している成城石井としては本家本元の成城で負ける訳にはいきませんよねえ。全面戦争の趣です。フラッグシップストアとして、かなり変貌が期待できます。この勝負、面白そうですね(^-^)

Dscf1257しかし、華々しくおしゃれさを競う成城の駅前にありながら、そんな流れとはまったく無関係に我が道を行く「コープとうきょう」が私は好きです(^-^)





| | コメント (4) | トラックバック (2)

2006年9月24日 (日)

世田谷ランニングクリニック~走法指導

昨日の大蔵運動公園のランニングクリニックの続きです。

お隣の成育医療センター(昔の大蔵病院)での救急法の講義に続き、場所を運動公園のトラックに移し、高野進さんによるランニングクリニックが行われました。最も基本な「立つ」姿勢と重心移動についての話と実技でした。

「胸を張って走れ」と小学生のころから言われてきましたが、実はそれを意識しすぎると反り返った姿勢となり、重心が逆になってしまい前に進むことが難しくなってしまう、それよりも肩甲骨の動きを意識するようにという記事をランナーズで読んだことがありますが、いまひとつよく分かりませんでした。

今回は、その基本姿勢を意識するような実技を体験することにより、なんとなく分かってきました。背中で手のひらを合わせるヨガのような姿勢をとることにより肩甲骨を意識できる姿勢が実感できました。その姿勢こそが「胸を張り」「重心をスムーズに前に」進める姿勢なのですね。

その姿勢を意識しながら、三角コーンを利用してスムーズな重心移動の実習もしましたが、ゆっくりと足を進めることにより普段使わない筋肉を使ったようで、朝起きたら思いもかけないところが筋肉痛...少々情けない気分です(^-^; もっとバランスの取れた鍛え方をしないと更なるスピードアップは望めないということですね。

最後のペース走では国士舘大学の陸上部の学生さんに引っ張ってもらい6Kmほどトラックを走りました。一応、上級者グループということで4分/Kmまで上げる予定で期待していたのですが、参加者の皆さんのご謙遜があって(^-^) 5分/Kmにしましょうとなりました。ところが、というかやはりというか(^-^; 3000mあたりから皆さん欲求不満状態になったらしく、最終的には学生さんが4分30秒まで引き上げてくれました。それでも、過半数のメンバーはちょっと不完全燃焼みたい...だったら最初から妙な遠慮なんて!不満だ~!!(ZOXYDOLL風に(^-^; ) ともあれ、国士舘の学生さん、ありがとうございました。きちっりとしたペースで走る機会はなかなかないものですから良い経験でした。

次回は10/7です。どんな「目からウロコ」があるか、楽しみです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年9月23日 (土)

世田谷ランニングクリニック~AED

今日から隔週土曜日全5回の世田谷区のランニングクリニックが大蔵運動公園で始まりました。第1回目の今日は、心肺蘇生法の講義と高野進さんによるランニング指導、ペース走でした。

ランニング指導はの結果は別項で紹介するとして、たいへん参考になったのが、もし万が一の場面に出くわしたときの救急心肺蘇生法。一応、職場で消防署の救急講習は数回受けてはいるのですが、最近話題のAEDの使用法はまったく指導を受けたことが無いので、ぜひとも受講したいと思っていました。

このAED(Automated External Defibrillator)、要するに電気ショックで心臓の鼓動を復帰させる装置です。3分以内にこの装置を使っていれば、突然の心停止で死亡した方の75%以上は助かっていたそうです。最近は小田急や東急の駅にも設置されはじめていますが、万が一のときに使い方がかわらなければ宝の持ち腐れ。実際に使ってみると、思ったよりも簡単でした。

ただし、倒れてから1分経過ごとに生存率は10%ずつ減ずるということですので、5分経過すれば半々、10分経ってしまえば手遅れ。つまり、いかに早く使うのかということがポイントです。躊躇している暇はありません。意識が無く、呼吸がない場合は迷っていてはいけないということです。

11月の世田谷246ハーフマラソンでは、救急サポート隊が背中にAEDを背負って自転車で伴走し、どんな場合でも3分以内に措置できる体制を作るそうです。参加者としては万が一の状態のランナーを見かけたら、なにしろ大声で沿道の係員に知らせるということですね。

最近、あちこちでAEDを使った救急講習が開かれていますので、皆さんも機会があればぜひ参加してみてください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年9月19日 (火)

明神池の龍神様

Dscf1225 やっと見つけました...明神池の龍神様

第二京浜の多摩川の橋の下あたりは、その昔多摩川が蛇行していて、河川改修のときにその深いところが池として残っていたそうです。それが明神池で、昭和36年ごろまでは残っていましたが、それ以降埋め立てられてしまったそうです。

埋め立て後、この付近で火事が多発したため明神池の龍神様のたたりではないかということで現在でも年1回お祭りしているそうです。

Dscf1231 帰宅ランの経路である丸子川のそばにあるのは知っていたので、何度か探しにわき道にそれて走ってみたことがあったのですが、ついぞ見つけることはできずにいました。ところが、公衆トイレを利用するためにいつもと違う道に入ったところ、緑道を見つけました。目で見てもまわりよりも一段低くなっており、ニオイます(^-^) どんどんたどって、しばらく行くと緑道脇にありました! 小さな祠が祭られており、そのいわれと昔の明神池の様子を記した看板がありました。

明神池 龍神様

ところで、多摩川の堤防上を走る東急バスに「明神池」というバス停があります。「明神池跡」ではないところが古くからの路線であることを示している東急のこだわりですね。この路線、他にもこのようなこだわりバス停があることでバスマニアのあいだでは有名だそうです。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年9月18日 (月)

地デジ

TVのアナログ放送がなくなって、地上デジタル放送に変わるそうですね。
おまけに世の中、大画面液晶ブームということで、昔は和ロウソクしかなかったような町がいまや液晶ブランドになっているとか...

我が家はそんなこととはまったく関係なく、いまだに15インチのブラウン管TV(パソコンは17インチ液晶というのに、これはどういうことでしょう(^-^;

DVDレコーダーもない、携帯電話もない、ETCもない(と書きたかったんですが、ノアを買ったときにETCはつけてしまいました。やはり、あると便利です(^-^;) という我が家になんと地デジがやってきました。地デジですよ、地デジ! あのキムタクが地底人と掛け合い漫才しているあれですよ!(^-^)

といっても自発的なものではなく、大家さんがアパート全戸にケーブルTVを引いてくれるということで実現したもので、とりあえず2010年まではこのまま行こうと思っていた我が家の意思とは無関係に地デジがやってきました(^-^; どうやら、一番使いこなしそうなのは娘のみーちゃんのようですが、見たいプログラムも結構ありそうですのでおとーさんがんばっちゃいそうです(^-^)

ともかく、我が家にCATVのデジタルチューナーがやってきた日でした。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年9月16日 (土)

世田谷ランニングクリニック

世田谷246ハーフマラソンの関連イベントとして、9月末から11月はじめにかけて、2週間に1度のペースで大蔵の陸上競技場においてランニングクリニックが開催されます。

申し込み締め切りの前日に、小田急バスのなかにあったチラシを見つけ、大急ぎで申し込みをしたところ、先日参加OKの連絡がありました。ラッキー(^-^)v

走るだけでなく、救急法から食事、給水の仕方などの講義もあり、いままで聞きかじりの知識だったものをきちんと整理することができそうです。実技も世田谷区内の箱根駅伝常連大学が協力してくれるそうで、レベルに合わせた指導が期待できます。

最終回の特別講師には400mの高野進さん。全5回のクリニックを全部参加できれば、このシーズンの好成績は間違いなし!(^-^; 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年9月13日 (水)

またまた、バス停ネタ 「ドンドン」「ヤットコ」

今日は冷たい雨ですね。
こんな日に無理して走ったら風邪をひいちゃいますので、あっさりお休みです。

帰りに宮崎屋(成城学園駅前の酒屋~日本酒、ワイン、そして焼酎の良いものが置いてあってついついふらっと寄ってしまう)に立ち寄って、芋焼酎(^-^; お湯割りでご機嫌です(^-^)

でも、無粋な市町村合併のおかげでラベルを見ても、一瞬どこだか分からなくなってしまいました。まとめればいいってもんじゃない!と怒りながらも、新しい地図帳を買って勉強しなきゃならないかなあと思っています。

さて、雨でランニングはあっさり中止ということで、お湯割を飲みながらのアップですが、このところバス停ネタが続いているので引き続き、面白バス停のご紹介です。

仕事柄、全国各地の大学を訪問しているのですが、根がケチなもので路線バスがあるところは極力タクシーを使わずにバスを利用できるようなスケジュールにしています。すると、地元に根付いたいろんなバス停の名前があるんですねえ。うとうとしていても社内アナウンスに思わず目が覚めてしまうようなバス停が結構あります。

そんな中でも、特筆するべきが倉敷の両備バス倉敷芸術科学大学を訪問したときに、思わす車内で大笑いするのを堪えるのに大変でした。そのバス停は...

「次は『ドンドン』、次は『ドンドン』です」

倉敷芸術科学大学行きのバスができるまでは、この大学の最寄バス停は「ドンドン」だったそうです。学校のパンフに「『ドンドン』から徒歩15分」じゃ学生はこないですよねえ(^-^;
近くを流れる「ドンドン川」から名づけられたバス停だということですが、どんな川か見てみたいですね。

そして、その興奮も覚めやらないうちにさらに襲った衝撃!!

「次は『ヤットコ』、次は『ヤットコ』です」

もうほとんど座席からずり落ちんばかりの「新婚さんいらっしゃいの三枝」状態! これのいわれを聞いたらさらにのけぞります。「やっとこせ」と登るような堤防があったから....

この路線、さらには「ヘラ取神社」やら「宝島寺」やら「穴場神社」やら思わず降りてみたくなるようなバス停のオンパレードです(一応、一時間に2~3本はありますので途中下車してもだいじょうぶです)。倉敷に行かれたときには、美観地区だけでなく「倉敷駅発、倉敷芸術科学大学行きバス」にもご乗車を(^-^)

バス停「ドンドン」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

田舎なバス停

今日も雨...でも、今までとは違い、肌寒いくらいの雨でしたね。
さて、今日はこのあいだ仕込んだバス停ネタをもうひとつご紹介(^-^;

仙川駅前からコミュニティバスが出ています。
このバス、妖怪バスです。
鬼太郎をはじめ、猫娘、ねずみ男などゲゲゲのオンパレードです。
料金箱には目玉おやじまでいます(写真は今度ね。撮れませんでした(^-^;

このバスが走る路線に前回アップした神道・仏教・キリスト教おまとめのバス停がありますが、もうひとつ別路線の最初の停留所の名前が...

「おらほ橋」
Dscf1205 Dscf1201_1




ここはどこ? 秋田、岩手、長野、それとも...
Dscf1204
ネットで調べた限りでは由来はよく分かりません。昭和14年の古地図には既に京王線の 掘割を跨ぐ橋が記されていますので、果たしてその頃から「おらほ橋」と呼ばれていたのかどうかもわかりませんが、京王線ができた当時からの橋であることは間違いなさそうです(当然、架け替えられて現在の橋は橋というより道路の延長ですが)。

この辺りの方言で「おらほ」というのがあるのかしれません。今度、図書館に行って調べてみたいと思います。ちなみに、仙川の夏祭りは「おらほ仙川夏祭り」です。でも、命名の理由はよく分からない...(^-^;

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年9月11日 (月)

銀行のようなバス停

最近は合併などでやたらと長い名前が多い銀行が目立ちます。振込みをするときなど振込表を書くのが面倒で面倒で、とてもお客様のことを考えているとは思えません。

しかし、「三菱東京UFJ」にも勝るとも劣らない名前のバス停が仙川にあります。

その名も「白百合女子大学・八幡神社・宝乗寺」

Dscf1198





確かに、バス停の脇には神社とお寺が並んで建っていて、後ろを振り返ると白百合女子大の正門ですので、間違ってはいないのですが、単にくっつければいいってもんでもないしょう(^-^; というバス停です。

Dscf1200_1 Dscf1199




じゃあ、どのように命名すればいいんだ!? と聞かれても困っちゃうんですが...(^-^; 同じように苦しんで、結局この名前にしたんだろうなあと推察いたします。

ちなみに白百合女子大のホームページでは、一番大学に近いこのバス停は運行するバスが少ない(一時間に2便程度)ことから、便数も多く他の駅からの便も良い『「白百合女子大学入口」から徒歩5分』としか記載されていません(^-^) 

確かに『「白百合女子大学・八幡神社・宝乗寺」バス停下車すぐ』ではかえって分かりすらいかもしれません。

バス停 白百合女子大学・八幡神社・宝乗寺

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年9月10日 (日)

夏真っ盛り

今日も暑いですねえ。

昨日まではむしむしとする暑さでしたが、今日は梅雨明け直後のような強い日差しの暑さで長梅雨の分を取り返すような陽気ですね。こんな中で走ると倒れそうです。

Dscf1194 成長が遅めだった我が家のアサガオは少々時期はずれな花を咲かせているような感じでしたが、今日は強い日差しを浴びて咲き誇っているようです。
夏ですねえ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年9月 4日 (月)

呑川河口まで走ってきました

昨日の目黒川に引き続き、調子に乗って呑川の河口まで走ってきました。昨日と同じく日差しは強いものの乾燥した天気で、日陰を走っているときは快適だったのですが...

ルートマップはこちら(ちょっとサイズが大きいです)

世田谷を流れる(流れていた)川が東京湾に注ぐ川筋は、大きく次の3つあります。
1.北沢川・烏山川・蛇崩川が合流し、目黒川となって品川に注ぐ
2.呑川の奥沢本流・駒沢支流・柿の木坂支流が九品仏川を合流し、蒲田・糀谷に注ぐ
3.仙川を合流した野川、等々力渓谷の谷沢川が多摩川に流れ込み、羽田に注ぐ
実は、六郷用水(丸子川)もあるのですが、「河口」というとはっきりしません(おまけに実態はすべて多摩川に注いでいます)。

今回は2番目の呑川を源流(といっても「跡」)から緑道をたどり、東工大から開渠となった川筋を河口まで走ってみました。

Dscf1159 まず、スタートは田園都市線「桜新町」駅。北口を出たところにあるJAの交差点を南に入る小道を道なりに進みます。ゆるやかに下っていくと、住宅街のなか突然に暗渠が現れます。以前は蓋がなかったそうで、溝の突き当たりから水がじわ~と染み出していたそうです。これが呑川の源流です。詳しくはこのサイトの「呑川源流」バナーをご覧ください。

Dscf1160

暗渠に沿って走ると246に突き当たります。高速のガードの向こうに銭湯と木立が見えます。栗の湯と呑川緑道です。渋谷寄りに横断歩道がありますので、それを利用して向こう側に渡ります。

緑道の始まりには吠える犬...Dscf1161_1




その先には...コケコッコ~

Dscf1163





ここから呑川緑道を走ります。桜並木のとても気持ちの良いルートです。その雰囲気は以前紹介した「桜バス」をご覧ください。土の感触を確かめながら木陰の道を走ります。

Dscf1165

都立大学駅に近づくと緑道は駐輪場と化します。ちょっと走りづらいですが、少々ガマン。 しばらくすると、自転車も少なくなります。明るく良く整備された緑道を走ることができます。緑道は東京工業大学の構内へと続いてきます。

Dscf1166 さすが国立大学、理系の雄。ものすごく広いキャンパスですねえ。しかも、伝統があるだけに木々も太く大きいので豊かな緑に包まれていて、キャンパス内の呑川緑道は木陰も涼しくゆったりとした時が流れていました(しかし、これから8Kmがとんでもないことなろうとは、そのときには思いもよりませんでしたが...)。

Dscf1167

東工大の中のひょうたん池も呑川の源流のひとつだと思われますが、今はどのようになっているのでしょうか。さて、キャンパス内の緑道を進むと東急大井町の高架の下に目黒線が行く手を阻みます。右手に地下道がありますので、向こう側に渡ります。

Dscf1169 地下道から出ると小公園になっていて、三面コンクリート直立護岸、つまりは巨大なU字溝となった呑川が姿を現します。もともとは豊かな湧水を集めて流れていた呑川ですが、湧水が減るのに反比例して家庭排水が流れ込み下水川となってしまったものの、下水道が整備されるに従い、その水さえも流れない枯れ川という末路でした。

Dscf1168

その流れを復活させるために、新宿の落合下水処理場から処理水を延々と引っ張ってきて、ここから流しているのです。昨日の目黒川も大橋からの流れは落合処理場の水なのです。仙川もやはりその大半は下水処理水です。なんだか釈然としませんが、都会の川の流れを維持するにはそれしかないのが実態です。それだけに今だに湧水を集めて流れる野川は貴重な存在だといえるでしょう。

Dscf1170 ということで水の流れる川のほとりを走れるのはいいのですが、ご覧のように木がまったくなく、炎天下のランとなります。特に中原街道を渡ってからは、新幹線をくぐり第二京浜まで2Km以上の一直線の道を、はるか先まで見通しながら太陽を一身に浴びて走ることになり、夏場は精神的にも身体的にも厳しくツライ...

Dscf1171

第二京浜を渡ると左手に池上本門寺が見えてきます。丘の上に建つこのお寺では毎年4月第2日曜日に、花まつり家族健康マラソン大会が開かれます。このマラソン大会はお釈迦様の誕生をお祝いする「花まつり」と境内の桜の観賞を兼ねてマラソンを楽しもうというものなのですが、本堂前の階段を見てもわかるとおり、アップダウンの厳しい大会です。詳しくは私の参加記をご覧ください。

Dscf1173 炎天下のランをもうひと頑張りすると、だんだん川幅が広くなってきます。海が近づいてきたと実感でき、少し元気がでてきます。京浜東北線の蒲田駅のそばまで来るとここまで広くなりますが、その分流れがよどみ、少々クサイ(^-^; 京浜東北線は下をくぐるかたちになりますが、水面近くを鉄道が走っているために歩道の壁の向こう側は呑川の水ということになります。

Dscf1174_1

京急蒲田駅の下を呑川は流れていきます。ここは左手に迂回をします。京急線、第二京浜を渡ってから呑川に復帰します。ここは河口に向かって左 側を走りましょう。500mほど行ったところの南蒲小学校の角を曲がると高いDscf1175フェンスのある球技場があります。ここが、昔の呑川の流路を利用した旧呑川緑地の始点です。これでやっと炎天下のランニングからおさらばです。並木道のありがたさが身にしみます。水飲み場も多くありますので、木陰で一休み。

Dscf1178

この緑道は、蛇行していたために度々氾濫した呑川を現在の呑川(新呑川)に改修した際に残った川筋を埋め立てて作ったものです。ですから、昔の橋がそのまま残っていたりしています。中小工場が集まるDscf1179蒲田・大森地区にあって緑の多い貴重な散歩道とみえて、何人ものジョ ガーやウォーキングの方々とすれ違いました。途中にはせせらぎも再現されており、子供達が水遊びをしていました。私も思わず一緒にせせらぎの中に入ってしまいたいくらいの暑さでした。

およそ2Kmほど走ると、ゲートボール場の先で緑道が突き当たります。緑道の終わりです。右の角でフェンスが切れており、先に入れます。すると、そこは船も係留されていていかにも「河口」という風情です。
Dscf1181Dscf1180

 



Dscf1182_1

ここから先は進めませんので、ゲートボール場の手前を曲がります。右でも左でも大丈夫です。お好みのほうに曲がり、緑道を出て河口に向かいます。河口向かって右側の道は、河口近くで細い砂利道になりますが、心配Dscf1183 せず進んでください。河口の水門が見えてきます。左側の道をそのまま進むと昭和島に渡る人道橋を渡ってしまいますので、河口の水門を渡ります(写真の手すりのところが通れます)。この写真は水門から緑道の終わりの地点(つまり上流部)を見たところです。Dscf1185

この水門の抜けると東京湾。河口の向かい側は昭和島です。昭和島には人道橋で渡るこ とができます。水門から羽田方面に向かい砂利道を進みまDscf1186 す。ここの砂利道は大森緑道公園として整備されており、新呑川の河口まで続いています。海岸沿いの水処理場の脇を首都高速1号線やモノレールと並行して走ることになりますが、海は見Dscf1188 えにくく、イマイチ(^-^; その向こう側には羽田空港がだんだん大きくなって見えてきます。滑走路までは2~3Kmありますので、飛行機はそれほど大きくは見えませんが、羽田まで来たなあという感慨があります。

Dscf1191 と突然、高速道路が途切れている! これが多摩川の分流、海老取川の河口に架かる羽田可動橋です。 1990年頃、首都高速羽田線のトンネル改良工事が行われた際に迂回路として作られ、現在は使われていません。ですから、いつ行っても開いたままの「遺構」。そう思って見るとなんだか「アート」です(^-^)

Dscf1193_1新呑川はこの海老取川の河口で海老取川に合流しています。この写真が合流地点ですが、このあたりの海老取川は川幅が広く、まるで運河のよう ですので、呑川の河口といった雰囲気です。ここが、桜新町の暗渠からスタートした呑川の旅の終点です。呑川の長さは15Kmですが、旧呑川緑地を迂回していますので、走った距離は16Kmとなります。

ここからは新呑川に沿って戻ります。元気のある方は桜新町の栗の湯まで戻ってもいいでしょう。もう沢山(^-^;という方は、京急蒲田駅近くに天神湯、JR蒲田駅のそばには黒湯もあるゆ~シティ蒲田という銭湯があります。すっきり汗を流して、呑川の旅を振り返ってください。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年9月 2日 (土)

目黒川河口まで走ってきました

060902_19590001Jognoteでリンクさせていただいているランナーの方の書き込みに触発されて、思い切って東京湾まで走ってきました。先日、紹介した北沢川・烏山川の合流地点からさらに下流に向けて走り、桜で有名な目黒川とに沿って天王洲アイルまで行ってみました。日差しは強いものの、乾燥した走りやすい天候に誘われて、思い切りましたが、東京湾は遠かった...(^-^;

060730_1446北沢川緑道を走り、烏山川の合流からさらに下ります。池尻大橋からは目黒川が開渠とな り、有名な桜並木を形作ります。池尻大橋付近は首都高環状線のICの連絡道路がビルの中を走るという大規模な再開発が進められており、大きくその姿を変えつつあります。

Megurogawa 桜並木に沿って下ります。下水処理水特有のにおいが気になりますが、沿道のおしゃれなブティックやオープンカフェを見ながら走ります。東横線の中目黒駅のガードを過ぎると右手に蛇崩川の合流地点が見えます。ここから蛇崩川緑道を遡っても、良い周回コースになるでしょう。

もう少し下ると川幅が広くなります。ここは昭和初期まで目黒川船入として船運の荷揚げ場として使われたところです。一角には川の資料館もあります。ここからは川幅が広いだけでなく、流れもゆるやかになり、海が近いことを知らせてくれます。

目黒通り、目蒲線、中原街道を横切り、五反田駅のそばで池上線、山手線を横切り、山手線の内側に入ります。大崎ゲートシティの裏手を目黒川はゆったりと流れます。山手通りの橋に続き、再び山手線&新幹線を横切り外側にでます。

東海道本線を抜けると第一京浜です。ちょうどこのあたり、東京国際女子併設市民マラソンのときは往路では水を求めて干からびていましたし、復路では八ツ山橋の上りを前に増上寺の関門に引っ掛らないか必死でしたし、あまり良い思い出はありません(^-^;

しかし、ここまで来ると天王洲アイルのJALのビルが見えます。もう少しです。次の橋は旧東海道の品川橋です。ちょっと寄り道してみても良いかもしてません。今まではずっと川沿いの遊歩道&道路が続いているのですが、ここから海岸通りまでは護岸工事のために川沿いを走れません。ちょっと回り道となります。

060902_19590002 海岸通りを越えると、そこは東京湾です。目黒川は京浜運河に変わります。河口付近は東品川海上公園として整備されていて、芝生の広場が気060902_1959 持ちのよい公園です。人工のせせらぎや噴水があり、子供達が往く夏を惜しむように水遊びに興じていました。

060902_19580001_1 私も水浴びした~いという羨ましい気持ちでおもちゃデジカメのシャッターを押していたら、なんと操作を間違えて、いままで途中で撮ってきたデータをすべて消去してしまいました。いままでのレポートに写真がなく、ひたすら他サイトリンクでごまかしていたのはそのせいです(^-^;;;060902_1957

池尻大橋の北沢川・烏山川合流から8.5Kmの小旅行です。銭湯は河口そばに岩風呂の海水湯、素朴な昔ながらの天神湯があります。8.5Kmでは、もの足りないという方は往復して中目黒駅のそばにも光明泉があります。品川埠頭のコンテナターミナルや品川火力発電所、モノレールの上空を飛行機が横切るという東京湾の香りプンプンの目黒川河口への旅、今度の週末にいかがですか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2006年8月 | トップページ | 2006年10月 »