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2006年10月 7日 (土)

世田谷ランニングクリニック~水分・栄養補給

世田谷ランニングクリニックの第二回目。台風の余波で強風ながらも秋晴れのよい天気のなかでの開催となりました。

前半の講義は、大蔵の総合体育館で東京農業大学大学院の樫村教授のお話でした。樫村先生もサブスリーランナーで今年の夏には奥武蔵ウルトラマラソン(75Km)も完走された方です。今回のお話は、その実際の参加体験に基づくお話でした。

夏場の高低差のあるウルトラマラソンという過酷なレース、どのような変化が人間の身体に起きるのかを身をもって調べようということで、心拍計はもちろん直腸温まで継続的に自動計測されたそうです(どのように計測したのかは、ここではちょっと...(^-^; )。その結果が数値的に具体的に紹介され、興味深いものでした。

【汗が出なくなったら要注意】

熱中症の初期症状では体温が急上昇しますが、現実的には直腸温を測りながら走るわけにはいかないので(測れといわれても私イヤです(^-^; )、具体的にどんな自覚症状があるかというと、「発汗が止まり、皮膚が乾いてくる」そうです。

確かに言われてみれば、今年の夏のトレーニングでも、もうダメ、走れないと思いながら公園の水飲み場にふらふらしながらやっとたどり着いたら、汗びっしょりかいているはずなのにTシャツが乾いていることがありました。これですね。危ないところでした(^-^;

【顔に水をかけると即、体温が下がる】

夏場でも冬場でも一時間走れば最低でも1リットルの水分は身体から失われるそうです。汗出なくなったら、危険信号。何しろ水分補給です。
それから水を身体にかけて体温を冷やす。よく首筋に水をかけろといわれますが、効果的なのが顔、それも目の下の頬骨のあたりがよいそうです。脳に刺激を与え、瞬時に体温を下げる即効性があるそうです。朝、顔を洗うとシャキとするわけが分かったような気がします。

【おしっこしたいときも要注意】

それから、もうひとつの危険信号が「尿意」です。
汗を出し切っていて、おしっこなんか出るはずないのに、おしっこが出る。
血液中の塩分が運動により失われ、血液中の塩分濃度が下がります。ここで、塩分が補給されないと、身体は塩分濃度を一定に保つために、血液中の水分を尿として出して塩分濃度を上げるという仕組みです。

こうなると脱水症状をさらに加速するばかりか、体内中の塩分不足により痙攣を引き起こします。足の筋肉くらいならば走れなくなるだけですが、心臓の筋肉が痙攣したら、それこそ前回の講義で教わったAEDのお世話になることになってしまいます。

【冬は夏より血液どろどろ?】

意外なことに、冬は夏場より血液どろどろ状態なんだそうです。
寒いので水分補給が少なくなりがち。でも、走りやすいので運動負荷は夏よりも高くなりがち。おまけに最近のウェアは良くなっているので、保温性がよく汗が出やすいのに、通気性がよくすぐ乾き、汗をかいている実感がない。
したがって、水分補給がおろそかになりがちで、気がついたときには脱水状態...

冬場でも1時間のランニングをすると925gの水分が身体から失われるそうです。ちょっと驚きです。冬場の朝のトレーニングの前には、身体を温める意味からも、暖かい飲み物を摂ってから走るとよいそうです。

他にも貧血のお話とか大変参考になるお話でした。もう少し時間があればよかったのにと思うほどでした。その後は、陸上競技場に場を移して、ランニング姿勢の復習とインターバルトレーニング。前回、高野進さんから教わった肩甲骨を意識した走りを習得することが目的ですが、だんだん疲れてくると...(^-^;

インターバルでは1000mを3分45秒から55秒で3~5本ということでしたが、強風のためなかなかつらいトレーニングとなりました。東農大の陸上部の学生さんに引っ張ってもらい、最初が3分45秒。かなりきつい。1500m5分で走るには1000m3分20秒というペースですので来週の国立競技場の1500mトライアルが不安になってきました。2本目は55秒。かなり楽に感じました。3本目が50秒。さあ、これからがトレーニングの佳境と思ったら、時間切れで終わり(^-^; 学生さんもあと2本走る気でいてくれただけに残念です(彼にとってはほんのウォームアップ程度でしょうが...(^-^; )。

それでも、風邪が十分に直っていない身としては十分すぎるくらいのトレーニングでした。3日ぶりにも関わらす、本当に久しぶりのランだった気がします。

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