疲労回復
本日10/29は、大井川河川敷の常設マラソンコースを舞台とした「ねんりんピック交流競技 大井川町マラソン大会」の10Kmに参加してきました。高齢者の国体のような大会ですので、お年寄りが多く、シルバーパワーに圧倒されてきました(^-^;
いろいろと事情があり(その辺はカルガモWebをご覧ください)、かなり突っ込んで入ってしまい自滅、平坦で走りやすいコースにも関わらず40分を切ることができませんでした。
前日の土曜日には世田谷ランニングクリニックがあり、トラック5000mのタイムトライアルという結構ハードなメニュー。日体大陸上部の学生さんに引っ張ってもらって19:30。この調子なら大井川で38分台も狙えると思ったのですが、ペース配分の問題だけでなく疲労もずいぶん残っていたのでしょう。実は、クリニックの前半の講義は「疲労回復」に関する講義だったのにまったく活かす事ができなかったのが一番の敗因でした。反省。
クリニックでは、スケートの岡崎選手や末続選手などトップアスリートの栄養管理をしている石川三知先生から疲労回復には運動直後の栄養摂取がいかに大切かという講義を受けました。
貴重なお話をいろいろ聞いたのですが、超~簡単に言えば、運動したあとには蓄えていたエネルギーを補充しなければならない、痛めた筋繊維を直さなければならない、そのために必要なものは、直そうとする「成長ホルモン」、エネルギーの源の炭水化物、筋繊維の材料のたんぱく質、これらが必要だということです。
「成長ホルモン」は成長期を過ぎた私でも分泌しているそうですが、この歳になるといつでも出ているわけではなく、激しい運動のあと20分間程度に分泌されるそうです。ですから、炭水化物とたんぱく質をこの間に摂取しなければならないということです。
炭水化物の摂取で一番手軽なのは100%果汁のジュース200ccで十分だそうですが、問題はたんぱく質。運動後すぐにステーキを食べても消化してアミノ酸になるには1~2時間かかってしまいます。効率よいたんぱく質(=アミノ酸)の摂取にはサプリメントが効果的、必要なときに必要なものを摂るということです。その後、しっかり食事で栄養補給するのは当然ですが、まず運動直後の20分の栄養補給が大切だということです。おまけに、面白いことに炭水化物はたんぱく質と一緒に摂るとより効率的に吸収されるそうです。
というお話を聞いた直後に、トラック5000mタイムトライアルというハードな練習をやったわけですから、すぐ実行すればいいのに...(^-^; その結果が今日の惨敗です。
どんなに否定しても歳をとったのは事実ですので、それだけ身体を大切にしてあげなければいけないと痛感した昨日・今日でした。
ところで、講師の石川三知先生ですがとても素敵な女性です。食事に関することだと「制限」的な先入観があり、抵抗が先にたつと思いますが、そんな選手にすっと入っていけいる明るさがある方です。40分という時間が短く、もう少しお話をお聞きしたかったです。
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コメント
ねんりんピックお疲れ様でした。
わんこも、寄る年波には勝てずにラン後ザバスを飲んでます。効果はどうなんでしょう。わんこのようにあまりに遅いランナーには効き目が出にくいかも(^。^)
投稿: はしれわんこ | 2006年11月 1日 (水) 23時13分
さすがやっていますね。
どんなレベルのランナーでも成長ホルモンがでるのは運動後20分間、炭水化物とアミノ酸を一緒にとると相乗効果で疲労回復に効き目があるそうですので、速さは関係ないようです(^-^)
それに、デジカメリポートで立ち止まりながらあのタイムのわんこさんですから、相当でダメージがあるのでは。やはりザバス効果はありますよ。
投稿: 野川のカルガモおとーさん | 2006年11月 3日 (金) 00時18分