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2007年2月19日 (月)

東京マラソン ボランティアは楽しかったです

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■待ちに待った東京マラソンが開催されました。
あいにくの雨で残念でしたが、それを打ち消すくらいにランナーの方々、そして応援の皆さんの温かさに触れた大会でした。ランナーだけでなく、応援の皆さん、運営の皆さん、お疲れ様でした。

記念すべき第一回は、10Kmのゴール地点である日比谷公園でのボランティアとして参加させてもらいました。今までオリエンテーリングでは数多くの大会運営に関わってきましたが、マラソン大会というと初めてですので、「うきうき」と「キンチョ~」相半ばする感じでした。

■降りしきる雨の中、始発のバスに乗って、朝7時に日比谷公会堂に集合。リーダーのミーティングはありましたが、私たちの広報支援チームは電通の指揮系統にあり通常のボランティアとは違い、掲示書類を見ると私たちのリーダーはいません(^-^; こりゃ、そうとう自律的に動かなければただ単に「いるだけ」になってしまいそうです。

とりあえず、掲示書類には全体説明の7:45まではボランティアの誘導をするようにということでしたので、訳も分からず公園の入り口に行って立っていましたが、スタッフポンチョを着ていると結構いろんな人がいろんなことを聞いてくる。私もわかんないのよ!と思いながらも、笑顔で(^-^) ボランティア・マニュアルを見ながら応えていました(^-^; (実はこういう仕事が今日のメインミッションになろうとは思ってもいませんでした(^-^; )

そのうち、そばの救護所担当の看護士さんがひとり来ましたが、救護所のテントの前面が閉じたままなので、開けようと四苦八苦。ということで、お手伝い。看護士さんと前面のタープを巻き上げて紐で固定をしてひと段落。7:45間近ということで「ここが忙しくならないと良いですね」とお話して日比谷公会堂へ(結果的に、今晩現在で意識不明の方が1名いらっしゃるそうです。無事回復されることをお祈りしています)。

■全体説明でも、やはり私たちの具体的なお仕事は分からない(^-^; 終了後、とりあえずプレスルームに行こうということで会場入り口のプレハブに行きました。プレハブにはカメラマンなどプレスの人達の名簿チェックをしているらしい陸連のおば様一人だけ。ここで待機してくださいということで、置いてあるプレス発表のレジュメを目を通していました(当日の朝に、フルの最終ランナーをビッグサイトで都知事が出迎えるということが発表されたようです。コメントは差し控えます(^-^; )

その後、電通の責任者の方がいらしてやっと役割がはっきりしました。取材のカメラマンがあちこち好きなところで写真を撮ると歩行者の流れを妨げるため、ゴール前の指定撮影箇所に限定しているそうです。したがって、それ以外の場所で撮影しているプロカメラマンへの注意と、逆にゴール前の撮影ポイントのじゃまになるような応援の方の整理というでした。

■実際に始まってみると、カメラマンの方の誘導よりも、立ち入り制限区域への応援の方々の立ち入り整理がたいへん。近くにRCチップの機械も置いてあることから、一つ間違えば記録が取れなくなることにもなりかねません。余った誘導のコーンを持ち出してガードすることで落ち着きました。

Dscf1867 スタート後40分くらいたつと応援の方々がめちゃくちゃ増えてきました。10Kmゴール地点ということもあり、スタッフはほとんど路上に出ていて、歩道にいるのは私を含めて数人しかいません。おまけに地下鉄の出口から出てすぐということもあり、うろうろする方が多い(^-^; ということでスタッフポンチョの人に聞けばなんでも分かる(^-^; ほとんどインフォメーションセンター状態(^-^)

■日比谷の給水ポイントの場所を尋ねたのは換えの手袋を息子さんに渡すという視覚障害の母親とサポートの方、ご主人と会う約束の10Kmゴールの更衣所を尋ねたのは赤ちゃんと3歳くらいの男の子連れたお母さん。

60歳代の奥様はフルを走っているご主人を応援するベストポイントをお聞きになりましたので、一番ランナーが辛い月島、豊洲あたりをお勧めしました。若いOLの集団には会社の同僚を応援するために便利な日比谷・内幸町の地下道をお教えしました。

知覚障害の息子さんが参加しているというお母さんもミーティングポイントをお聞きなりました。障害者の方々はサポートの関係で一般ランナーと違うコール後の誘導ルートになりますので、それをお教えしました。

その他にもまだまだ多くの応援の方々から様々な質問を受けました。関門の時間が近づくとラジオやテレビのスタッフからも制限時間やケータイのラップタイム検索システムなどの質問を受けることがあり、事前勉強の不足を感じましたが、責任者の方へ取次ぎ事なきを得ました。

Dscf1868 ■ほとんどゴール撤収時間に近づいたとき、TVのクルーを引き連れたご婦人に質問を受けました。どうやら高齢のお父様が10Kmに参加していて、タイムからするとゴールしたはずなのにケータイに電話しても出ないといことで心配しているところにTVの取材を受けたようです。

私までレポーターからマイクを向けられ、制限時間やその後のランナーの扱いなどを聞かれてしまいました(^-^; 一通りお答えして、本部に行けばケータイの検索システムで5Kmをいつごろ通過したか、すでにゴールしたか分かるので本部に行くことを勧めました。

その後、道路のゴミ拾いや走路のコーンの撤去などを手伝い、プレスルームに戻る際、本部の近くでケータイを架けているご婦人とTVクルーのの姿を見かけ心配していましたが、私の仕事が終わりスタッフ控室の日比谷公会堂に戻る途中で、爽やかな笑顔で談笑する例のご婦人とお父様と思われるランナーとすれ違い、ホッとしてとても嬉しく思いました。

■「何のために走るのか」「なぜ走るのか」...
いろいろな動機はあるかもしれませんが、今日一番に思ったことは
「そこに待っている人がいるから」

応援する人達の思いをいろいろなかたちで実感させられた一日でした。その思いがあればこそ、頑張ることができる... 決して一人で走っているわけではない。その結果がこの悪条件にも関わらず95%以上という驚異の完走率に表れているのでしょう。

■撤収作業の合間、完走メダルを首からかけた若い外人女性とすれ違いざまに「Good job!」と声をかけると片言で「アリガト ゴザイマス」と笑顔で返ってきました。とっても嬉しかった一瞬でした。

来年もボランティアとして参加しようか、それともランナーとして参加しようか、迷うところです。来年はもっと良い大会にしたいですね。

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コメント

カルガモおとーさん、昨日はほんとにお疲れ様、そしてありがとうございました。今回3万人のランナーを経験したことがない
役員やボランティアの方々が果たして大丈夫だろうかと
チョット危惧しましたが、給水やその他皆さんほんとに応援しながら良くしていただきました。特に高校生や若い人たちが大きな声で応援してくれるので、さめた世代などと言われていますが
彼らの応援に勇気付けられました。また、沿道の応援も切れ目なく雨の中たくさんの人の応援もいただけました。
カルガモさんも是非一度は走ってみてください。

投稿: kaizan | 2007年2月19日 (月) 22時34分

当日は、ボランティアで大会を支えていただきありがとうございました。
お陰様で、気持ちよく爽快に走ることができました。
自己ベストのおまけ付きです^^

投稿: HIDE10 | 2007年2月20日 (火) 01時38分

kaizanさん、完走おめでとうございます。
ボランティア実習?の高校生たちは、最初はお遊び気分で説明会のときも私語でうるさかったのですが、いざランナーが帰ってくると一生懸命に荷物返却に走り回っていて、「見直したわ!」と一般ボランティアの方が言っていました。良い経験ができたのだと思います。彼ら、彼女らが今度は走る側に回ってくれるころには成熟したマラソン大会になることでしょう。

投稿: 野川のカルガモおとーさん | 2007年2月20日 (火) 23時48分

HIDE10さん、自己新おめでとうございます。

あの冷たい雨とスタート直後の混乱&スローペースでの自己新は素晴らしい!!!

来年は陸連登録でもっと前からいきますか(^-^;

投稿: 野川のカルガモおとーさん | 2007年2月20日 (火) 23時50分

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