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2007年6月

2007年6月27日 (水)

トカラ列島島めぐりマラソン

トカラ列島島めぐりマラソンゴール

「トカラ列島」と言って、すぐにその場所がイメージできる方は、地元の方か相当の地図マニアか離島マニアかと思います。屋久島と奄美大島の間に点在する、有人島7つ、無人島5つの12の島々です。

その有人島7つを連絡船で巡りながら、各島々でロードレースを走り、その総合成績で勝負しようというとんでもない大会が10月6日(土)に開催されるそうです。昨年、 本土復帰55周年を記念して初めて開催された大会ですが、好評につき第二回目が開催されることになったようです。大会要綱はこちら。

5日(金)の深夜に鹿児島港を出帆する連絡船に乗り込み、翌朝6時から(船酔いにもめげず(^-^; )、口之島、中之島、平島、諏訪之瀬島、悪石島、小宝島と駆けめぐり、その名も宝島というエルドラドへのゴール! 温泉と大宴会が待っています。その晩は停泊している連絡船に泊まり、翌日7日(日)に各島を巡りながら夕刻に鹿児島に戻るという2泊3日のランナーにとっては夢のような船旅です。

去年の参加者の方によると、火山島の諏訪之瀬島では火山灰が降りタオルで覆面をして走るなんてこともあったようですが、島々のおもてなしの心に思わず涙々の場面もあったようです。

以前、ヨロンに旅行したときに、鹿児島から乗り継いだ小型飛行機の窓から点々と続くトカラ列島を見たときから、いつか訪ねてみたいと思っていただけに、かなりそそられています(^-^;  悩むところですが、 交通費は早割を使えば4万円でなんとかなる。あとは参加費の3万5千円。金曜午後半休、月曜午前半休だけで最低限参加可能...十分に"mission possible"

人生は一度しかない、という言葉が頭の中をグルグル回っています(^-^;

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アディダス レスポンス CS

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所沢のパークOLの帰りにちょっと池袋で寄り道(^-^)
ランニングシューズを買ってきてしまいました。

私の場合、会社のロッカーに背広の上着と革靴を置いてありますので、帰宅ランをする日は、黒のビジネス靴下にグレーのズボンにワイシャツ・ネクタイに白いランニングシューズという「ちょっとね(^-^;」という格好に、帰宅ラン用のTシャツ・ランパン・白いスポーツソックスを入れたリュック(それも、かなり昔に大菩薩登山マラソンの参加賞でもらった年季の入ったよれよれザック)をぶる下げて通勤しています。

オマケに今の季節は、電車・バスの冷房対策用の薄手のウインドブレーカーを羽織っているんですから、同じ時間の電車に乗る女子高生の目には相当ヘンなおやじとして写っているのでしょうねえ(^-^;

さらに、その白いランニングシューズも4,000Km以上走ったことから、一気にあちこちに穴が開いてしまい、ますますアヤシイおじさん(^-^;;;

ということで、せめてシューズだけはちょっと見、革靴みたいな黒いシューズをと探していたのですが、たまたまアディダスのレスポンスのブラックモデルが40%以上ディスカウント! 6000円を切る値段で特売していたものですから、迷わずゲット(^-^) トレーニング用としてはなかなかGoodです。

元々、アディダスのランニング・シューズで「レスポンス」というサブ・ブランドは、10年以上前にオフロード用のシューズとしてリリースされたと思います。今ほどトレイルランが一般的でなかった頃ですので、あまり売れなったようで、那須に住んでいた頃に特売でオリエンテーリング用に買ったと記憶しています。

でも、この頃のレスポンスはシュータング(いわゆる「ベロ」)とアッパーが一体構造で、足首から下をしっかりホールドして捻挫し難いことに加え、土や砂が靴の中に入りずらいし、ソールは厚くてごつくて不整地走行にピッタリでした。また、アーミーグリーンのカラーが珍しく、気に入って特売値段で2足も買ってしまい、しばらくオリエンテーリングといえばレスポンスを履いていました。

それだけに、今回買うときに「レスポンス? 重くない?」と思ったのですが、その後の変遷でアディダスのトレーニング用モデルのサブ・ブランドになっていたようです。クッションもよく、軽い(^-^) 重たいリュックを背負った帰宅ランにはちょうど良いシューズです。

早速、今日の帰宅ランに使ってみました。ソールが少し柔らかい感じもしますが、ゆっくりと帰宅ランするにはそのくらいのほうが足を壊さなくて良いかもしれません。赤の色使いがちょっと気になりますが、通勤のときはズボンのすそで隠れますので、あまり派手ではありません(^-^) この新しい相棒と月間300kmを目指して頑張ります。 

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2007年6月24日 (日)

所沢航空公園パークOLに参加しました

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日本の飛行場発祥の地である所沢の航空記念公園を会場としたパーク・オリエンテーリング大会に参加してきました。この大会は、秋に開かれるリレー・オリエンテーリングの都道府県対抗大会の東京都代表を決める選考大会となっており、シニアクラスの代表を目指しての走りです。

Dscf2346 このところ、ウォームアップ不足で苦しい大会が続いていたので、今日は余裕を持って会場入り。この辺りは米軍に接収された施設が返還されたこともあり、計画的に街区が設計されており、歩道もゆったりとして非常に走りやすい。この近辺に住んでいるランナーはうらやましい(^-^)。レース以上の距離をのんびり、しっかりと走って汗を十分にかいて、準備完了です。

Dscf2354 小雨のなか、レースが始まりましたが、思ったより小刻みなアップダウンがあり、面白いコースでした。小さなミスが積み重なり、トップと1分差。自分としてはいまひとつ満足のいくレースではありませんでした。走れるコースだったので、もっとロードレースのような意識で頑張ればよかった思います。スピード練習をやり直さなければいけませんねえ(^-^;

残念ながら、東京シニアのトップにはなれなかったので、リレーメンバーに選ばれるかどうかは微妙ですが、走りもOLもしっかりトレーニングしていきましょう。

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これ、滑走路じゃありませんよ。駅前広場です(^-^;
駅前のモニュメントとというと、普通はSLなんかが置いてありますが、本物のYS-11です。さすが「航空公園駅前広場」です。

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2007年6月23日 (土)

東京マラソン 早くも定員オーバー

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6月17日から受付の始まった2008東京マラソンですが、第1回よりも4日も早く定員の2万5千人をオーバーしたそうです。(上の写真は今年の第1回目の銀座4丁目交差点の風景です)

来年の2月17日開催というのに、まあなんと気の早いことと驚きながらも、こんなに市民ランナーがいたんだ!と素直に感激します。オリンピックの開催地レースで東京が脱落しても、東京マラソンだけは続けて開催されそうかな?

ということで、今回も8月17日の締め切り後に抽選となるそうです。いったい何倍の確率になるのでしょうか?

来年も湘南国際にしようかなあ。でも、湘南も抽選になって落選したらダメだし...ダメもとで東京に申し込みをしておこうかなあ。どちらもダメなら大田原マラソンという裏技もあるぞ~(^-^) ということは、来年も東京はボランティアをやるか!

悩むところです(^-^)

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モルツクラブ

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この建物をご存知でしょうか。

二子玉川のタイムスパーク(昔の二子玉川園)の敷地内にあった「モルツクラブ」です。

Dscf1236 再開発で「ねこたま」「いぬたま」が閉園、テニスコートやフットサルコートも閉鎖となったあと、二子玉川園の正門も閉鎖されて、中に入れなくなり、建物の取り壊しや樹木の伐採が進んでいましたが、このモルツクラブだけは荒地のなかにぽつんと取り残されて、「東京ミステリースポット」的な雰囲気でした。

もともとはイギリスから外壁を移築した建物ということです。サントリーが「モルツクラブ」というビアホールとして運営していましたが、閉店後はその内装を生かしたまま家具のギャラリーとして使われていました。

正門前のターミナルの大きなケヤキの木が伐採されたと思ったら、今度は6月の初めにバスターミナルも閉鎖されて、となりのねこたまの跡地あたりに移りました。残っていた二子玉川園の門柱も取り壊されたのでしょうか、見当たりません。もしかして、とモルツクラブの建物を探しましたが...無い。

取り壊されてしまったようです。どこかに移築したという話も聞いていませんが、そのまま廃材となってしまったんでしょうか?

耐震強度などの問題もあるのでしょうが、再開発にうまく取り込めればよかったのにとちょっと残念な気持ちです。

モルツクラブ跡地

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2007年6月15日 (金)

川崎の紫陽花寺

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このブログの左側に、どんなフレーズでこのサイトが検索されたかのランキングが表示されていますが、このランキングは複数のワードを組み合わせたフレーズのランキングです。純粋に単語単位のランキングをみると、ここ数日間で「アジサイ」「妙楽寺」のアクセスが急増しています。

いよいよ梅雨本番です。
やはり皆さんの関心が高くなる時期です。
じめじめ、憂鬱な日々を少しでも和らげてくれる花が紫陽花。
これほどまでに日本の高温多湿な風土に似合う花はありません。
シーボルトの気持ちが分かるような気がします。

今度の日曜日は晴天とは言わないまでも雨は降りそうにありません。ぎらぎらとした太陽には似合わないこの花にとっては、まさに絶好の花見日和。のんびりと歩いて見てはいかがでしょう。こちらを参考にいかがですか?

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2007年6月13日 (水)

奥秩父三峰山マラソン大会レポートアップしました

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いつもは、その日の晩にカルガモWebに大会レポートをアップするのですが、さすがに奥秩父は時間的距離でいうと諏訪湖よりも遠い! 当日のアップをあっさりと諦めると、ウィークデーは仕事があるのでなかなかアップできません。遅々たる歩みでやっと完成しました。

一気に500m駆け上る登山マラソンのレポートはこちら

奥秩父三峰山マラソンスタート地点

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2007年6月12日 (火)

三峰山に駆け上ってきました

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先日の日曜日10日に、奥秩父三峰山マラソン大会に参加してきました。今年で28回を数える伝統の大会です。

行く途中では、猛烈な土砂降りで中止かなとも思いましたが、到着してみると小雨程度。結局、走っている間はほとんど強い雨は降られずに済みました。暑からず、寒からずでちょうど良い感じでした。

大会自体は、スタート前に三峰神社の神主さんのお祓いをうけてから走るというありがたい大会。一気に500mを登るコースで、なかなか手ごわいですが、すべて舗装道路で走りやすかったです。

霧の山頂がゴール。サービスのトン汁が美味しかったです。

詳しくはカルガモWebにアップする予定ですが、あと1,2日は掛かるかな?(^-^;

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2007年6月 9日 (土)

ルピナス

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芦花公園のルピナス畑です。

今日は娘の運動会。PTAの綱引きに駆り出され、応援かたがた行ってきました。当然、往復はジョグ(^-^) 帰りにはちょっと遠回りをして芦花公園へ。1周1Km程度のマラソン道が獣道のように踏み固められています。そこを30分間走。途中から雨が降ってきましたが、暑かったので、かえって気持ちよかったです。

Dscf2327 ところで、ルピナスに話を戻しますが、子ども達が好きだった絵本に「ルピナスさん」というお話があります。バーバラ・クーニーという絵本作家によるものですが、簡単に言ってしまえば「木を植えた男」の女性版。

しかし、決定的に違うのは主人公の姿勢です。村人に気が狂ったお婆さんと呼ばれても、淡々とルピナスの種をまき続けるルピナスさんには肩肘張ったところが無いんです。木を植えた男の壮絶な使命感といったものではなく、飄々と、しかし凛として、ある約束を果たすために種をまき続ける...そんな姿に子供心ながらも共感したのでしょうか、よく寝る前に母親から読み聞かせてもらっていました。

Dscf2328 芦花公園のルピナスは芦花小学校の生徒さんたちが種をまいて、大事に育てたもののようです。ルピナスの花自体は、私としては好きなほうではないのですが(^-^; 絵本の絵の雰囲気と重ね合わせるとまた違った印象を与えてくれる花でもあります。

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バジル

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我が家のせせこましいプランターには、さらにせせこましく プチトマト、パプリカ、シシトウ、そしてバジルと100円苗から育てた野菜が植えられています。プチトマトは他を圧倒する元気よさで成長を遂げ、数十個の収穫が見込めるほどに大きくなりました(捕らぬ狸のなんとやら(^-^;)。

そんなプチトマトを含めて、実のなるものは収穫まではまだまだですが、なにかと重宝しているのがバジルです。ちょっとくせのある香りですが、トマトやオリーブオイルに良く合うハーブです。さっと摘んだ新鮮な葉っぱを少しのせるだけで、冷凍ピザもしゃれたイタリアンレストランっぽくなります(^-^;

レタスにキューピーマヨネーズでもいいのですが、バジルをちょっことあえて、エクストラバージンのオリーブオイルと酢・岩塩・粗引き胡椒を良く混ぜ合わせたシンプル手作りドレッシングをさっとかければ、素敵なブランチの一品(^-^; 昼間からワインの一杯でも...という雰囲気です。

というとカッコいいのですが、実態は、バジルのサラダをつまみにTシャツ・ジーパンで安ワインをコップで飲んだくれているオヤジです(^-^;

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2007年6月 8日 (金)

紫陽花の頃

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野川を走っていると、このところ紫陽花の花が目立ってきました。
沖縄も入梅したそうですので、いよいよ紫陽花のシーズンになってきたようです。満開にはまだまだですが、咲きかけの紫陽花もそれはそれで風情があります。

紫陽花といえば、鎌倉の明月院や松戸の本土寺が有名ですが、川崎にも紫陽花寺があります。以前に紹介した妙楽寺です。こじんまりとしたお寺ですが、高台にある落ち着いたところです。ここ数週間は土日が埋まっていて、なかなか行けそうではありませんが、再びゆっくりマラニックに行ってみたいところです。

川崎の紫陽花寺「妙楽寺」

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2007年6月 6日 (水)

ミューズリーも円安ユーロ高

会社での昼食用のドーセット・ミューズリーがなくなったので、今度はどの色のパッケージにしようかなあ、ルンルン(^-^)と会社帰りに成城石井へ。いつもの陳列棚を見てびっくり!

「値上がっている!!!」

ドーセットもお気に入りのアララもすべての種類の定価が平均して100円程度アップしているではありませんか! オマケに前回ドーセットのSimply delicious muesliを買ったときは特売値段だったので今回の正札では200円以上のアップ!!!(成城石井でそのくらいの値段の差をつべこべ言うな? 切り詰めて飲み代をひねり出しているオジサンにとっては大問題デス(^-^;

確かに空前の円安ユーロ高。会社も輸出比率が高いだけに差益だ差損だと大騒ぎです。でも、まさかこんなに身近にユーロ高を実感するとは... 確かにミューズリーはヨーロッパからの輸入品。世界は狭くなりました。

ということで、カントリーファームのフルーツミューズリー1Kg 599円也を特売の安さに魅かれて買ってきてしまいました(^-^; でも、このところドーセットやアララのクリスピー感に慣れちゃったんで、押麦の比率が高いカントリーファームはいくらフルーツミューズリーとは言っても食べるのに根性が要ります。それでも、ここ1、2日は牛乳たっぷりで食べたのですが、限界です(^-^; 明日、会社の近くの紀ノ国屋で、奥の手のメープル・グラノーラを買ってきて混ぜて食べることにします(結局、高くついたじゃないですか(^-^)。

こりゃ、ドーセットをヘッジしなけりゃいけないかもしれません。

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2007年6月 4日 (月)

栗の花

Dscf0571 我が家の近くには成城とは思えないほどの広い畑が残っており、ジャガイモ、インゲン、トマトなどは言うに及ばず、春は竹の子、夏はブルーベーリー、秋はブドウ(残念ながらブドウ畑は一昨年、住宅地に変わってしまいましたが...)と、都市農家の皆さんのおかげで、季節感に溢れた新鮮な食材が無人販売で入手できます。それはそれで季節を感じることができて幸せなんですが、どうしてもこの時期だけは少々ツライ...(^-^; 

この写真は春先の梅・桃の花の頃ですが、この奥の方に植わっている木々が曲者です(^-^;

畑の一角が栗の果樹園になっており、この時期は栗の花の真っ盛り。あの一種独特な匂いがイマイチ私、弱いんです(^-^; 花自体はふさふさした柔らかな感じで良いのですが... 「栗の花の匂い」でグーグルといろいろな書き込みがありますが(^-^; どうしてもあの青臭さが耐えられない。

秋の栗ご飯は好きなのですが、栗の花の時期は早く終わらないかと願っているこのごろです。

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2007年6月 3日 (日)

京浜四大本山巡り 走ってきました

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以前、紹介した京浜四大本山巡りですが、富里のMさんと走ろうということで盛り上がり、去る5月26日(土)に芝増上寺から池上本門寺、川崎大師、そして鶴見総持寺まで30Kmを走って巡ってきました。もちろん、銭湯でさっぱりと汗を流し、キリンビアビレッジで精進落としというフルコースです(^-^;

Dscf2279 スタートは、芝増上寺。今話題の東京タワーの真下です。晩には薪能が開催されるらしくその準備で朝早くから慌しい雰囲気でしたが、堂々とした伽藍でさすがに徳川将軍家の菩提寺だけのことはあります。
抜けるような青空に聳え立つ東京タワーがとても新鮮でしたが、それ以上に落ち着いた増上寺の境内がとても都心とは思えないほどの静けさでした。Dscf2280

思えば、東京国際女子マラソンの併設大会も今日のような暑い日でした。復路30Km地点のここ増上寺で関門に止められた悔しさは今も忘れませんが、今年の湘南国際で自己新を出した原動力がここなのかもしれません。

Dscf2278 本堂脇の古いお堂で四大本山巡りの朱印帳(パンフレット)をいただき、最初の朱印を押します。さあ、これから旧東海道をつかず離れずの30Kmジョギングの始まりです。11:30スタート、暑くなりそうです(^-^;


Dscf2283 東京マラソンのコースをたどり、品川に向かいます。品川の駅前ではタクシーのお客さんが発作をおこしたらしく、救急車が駆けつけており、AEDも持ち出されていました。この暑さですので、私たちもムリをしてお世話にならないようにしなければいけません。

Dscf2285 八ツ山橋で旧東海道に入ります。昔ながらの商店街といった風情の道ですので、午後になると買い物客で結構混雑しますが、お昼ということもあり、Dscf2288 思ったより走りずらくはありません。以前からたどってみたかった道筋ですが、期待通りの「三丁目の夕日」的ないい商店街でしたし、所々には「はぐれ雲」を彷彿させる景色も残っていました。お肉屋さんでコロッケでも買いながらのんびり歩いてもいいかもしれません。

Dscf2289 東京の心霊スポット(^-^; 鈴が森の刑場跡で一休み。ここで、旧東海道はしばらくR15に合流します。東京国際の折り返し地点の平和島を過ぎたところで、再び旧東海道が左に分かれます。その後、内川に沿って遡り、東海道線を横浜方面にしばらくいくと呑川に出ます。日陰が無く少々ツライですが、しばらく遡ると池上本門寺の丘が見えてきます。

Dscf2291 本門寺は伝統の花祭りマラソンを開催しているお寺で、高台にあることから厳しいアップダウンが名物の大会です。なにしろ山門の石段を見ただけDscf2292でその厳しさは理解できると思います。Mさんの疾走です(最後は辛そう(^-^;)。日蓮聖人が亡くなった地であることから、華やかとか賑わいというよりも落ち着いた雰囲気のお寺です。


Dscf2293 Dscf2294 朱印は本堂のなかの右手、靴を脱いで畳に上がった受付の前です。高台の上ということもあり、爽やかな風が心地よいです。ところで、このお寺の墓地には力道山のお墓があります(といっても、若い人は知らないだろうな(^-^;)。


本門寺からは国道1号線を走って、多摩川に出ます。国道1号は交通量も多く、歩道もちょっと狭いので、気分が滅入りますが、2Kmくらいなのでガマン。それよりも、多摩川沿いには炎天下にも関わらず給水ポイントがないので、1号沿いのコンビニで調達しておいたほうがよいでしょう。

Dscf2295 このあたりの多摩川堤防は幅広のスーパー堤防ですので、気持ちよく走ることができます(日陰はありませんが...)。大きく逆S字を描いて多摩川が蛇行しているところで、私が大好きなポイントです。対岸には川崎競馬場の練習場が見えます。

Dscf2297 六郷大橋を渡ります。この橋の欄干は昔の六郷の渡しの渡し舟がモチーフになっています。多摩川の川崎側を走ると花みたいな飾りがついた河港水Dscf2299 門があります。よ~く目を凝らしてみると川崎市の名産だった桃・梨・葡萄をアレンジしたものだということがわかります。1998年(平成10)年9月に国の有形文化財にも指定されています。

Dscf2300 水門のところを工場に入るような感じで多摩川から離れます。京急大師線を渡り、ショッピングセンターの裏手をしばらく行くと川崎大師の駅前に出まDscf2301 す。いかにも門前の商店街といったアーケードを走ります。参拝客が多いのでぶつからないように注意。回り込むような感じで山門前の土産屋街へ。名物の飴を切る包丁の音が賑やかです。

Dscf2303 川崎大師は多摩川の河原から現れたという弘法大師像がご本尊。厄除けで有名で、四大本山のうちで最も庶民的な賑わいを見せているお寺です。インドっぽい別院は自動車の安全祈願の祈願所です。朱印は本堂右手の護摩供養の受付の窓口でお願いすると窓口の方が押してくれます。

ここまでで22Km。最後の総持寺まではあと8Kmです。境内のベンチで軽くお昼を食べて、一休みしてからもう一頑張り。

Dscf2305 今回は、私の希望でグーグルマップのルートとは異なり、川崎競輪場の裏手の妙遠寺という小さなお寺にちょっと寄り道。実は、このお寺に小泉次太夫のお墓があり、小さな銅像も建立されているのです。江戸時代初期に天領である六郷地域への用水確保のために家康から六郷用水の造成を命じられた用水奉行です。詳しくはこちらのブログをご覧ください(といっても未完成ですが(^-^;)

第一京浜を少し走り、八丁畷の手前で旧東海道に戻ります。ここも旧道らしく趣のある商店街が続きます。途中には、日本橋から5番目の一里塚である市場一里塚があります。鶴見川を渡る橋からは目指す総持寺の大伽藍の屋根が望めます。あと一息です。

Dscf2307_1 総持寺は、もともとは石川県の能登半島に開かれた禅の修業道場で、明治44年に布教のために鶴見の地へ移転したお寺です。禅宗ですので、境内の雰囲気はぴんと張った緊張感が漂っています。大伽藍も虚飾は一切無く、質実剛健といった雰囲気です。

一見、境内を区切る壁のような百間廊下を出たところの香積台という庫裏が総合受付になっており、朱印がいただけます。ちょっと入りずらいですが、靴を脱いで玄関を上がった右手にお坊さんが事務をとっている受付がありますので、そこでお願いすると朱印を押してくださいます。最後のお寺ですので、朱印とともに「結縁成就」の朱印もいただけます。

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結縁のお寺では「特典」があります。お寺によってその特典の内容が異なるそうですが、総持寺の「特典」は... 気になる方はこちらからメールをお送りください(^-^; こっそりお教えします。

Dscf2311_1 さて、総持寺を後にして精進落しの銭湯に向かいますが、その前に大難関が待ち受けます。総持寺の参道を出たところにある踏切です。何しろ長い! めったに開きません。日本で2番目に長い踏切だといわれています。

Dscf2312 第一京浜沿いには千代の湯、春日湯、朝日湯と3件の銭湯があります。一番、キリンビアビレッジに近いのは朝日湯です。ただし、15時オープンですので、もうちょっと早めという方は千代の湯が14時開店です。どちらもクラシックな佇まいの黒湯の温泉銭湯です。私たちは千代の湯に入りました。

一風呂浴びて汗を流したら、水分補給です(^-^;
キリンのビール工場併設のキリンビアビレッジへ。時間に余裕のある方は工場見学&試飲→アラカルトのレストランへ。すぐ飲みたいという方は焼肉・ビールを食べ放題・飲み放題4200円のレストランへ直行。なにそろ工場直送ですので美味しいビールです! ということで、少々飲み過ぎてしまいました(^-^;

将軍家の菩提寺として荘厳な芝増上寺、日蓮聖人入滅の地として落ち着いた雰囲気の池上本門寺、庶民的な賑わいの川崎大師、禅宗特有の緊張感のある総持寺と、それぞれに特色ある京浜四大本山でした。電車と歩きならばもっと気軽に巡ることもできます。平成21年3月末日まで四大本山巡りの企画は行われていますので、ぜひ皆さんもお試しください。
Photo

ルートマップはこちら

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