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2008年4月

2008年4月27日 (日)

新野川水道橋 竣工しました

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野川水道橋が竣工しました。

2006年11月から始まった架け替え工事ですが、1年半の工期をかけて昨日、2008年4月26日に開通式を迎えたそうです。昭和の無骨な先代の水道橋とは違い、スマートな緊張感のある平成の水道橋です。

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近所にお住まいのppeiさんから昨日26日に開通式があったことを教えていただきました。ぜひ見てみたかったのですが、帰宅ランができず地元の掲示板や交通誘導のおじさんから事前情報を得ることができず、残念でした。大勢の人出でにぎやかだったようです。

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Dscf4260 以前の橋は青い水道管が印象的な橋でしたが、水道管は川底を横切るように埋設されたので、新しい橋は非常にすっきりとなり、岡本から多摩川に向かう一方通行の1車線車道が設けられ、その両側に歩道が確保されました。通勤・通学の自転車の皆さんにはとても便利になったことと思います。

Dscf4257 造り出しの旧野川水道橋のレリーフはご紹介しましたが、さらに興味深いのが欄干の下の子ども達のタイル画です。野川の自然を描いた15Cm角のタイル画が埋め込まれており、一つひとつ見ていくと微笑ましいものや芸術的なものまで様々で楽しいです。

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Dscf4275Dscf4267 そして嬉しかったのは、橋のたもとに建てられた記念碑です。
旧野川水道橋の空気弁と水道管の一部が残されて、野川水道橋の歴史が紹介されています。初めて知ることも多く、たいへん参考になりました。

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私がこの写真を撮っているわずかな間にも、数十人の人々がこの橋を渡って行きました。前の橋同様に、この新しい野川水道橋もいろいろな想い出を紡ぐ橋になることと思います。

Dscf1704 昭和34年亥年竣工の旧野川水道橋が、4回目の亥年直前で取り壊されることを知って、たまたま同じ亥年生まれとしていろいろな思いを重ねながら1年半見守ってきました。これをもって野川水道橋のレポートはひとまず完了といたします。この橋や野川への愛着の思いをお送りいただいた方々はもちろん、この拙いレポートをご覧頂いた皆さんにお礼申し上げます。ありがとうございました(もちろん、野川のカルガモおとーさんのブログはまだまだ続きますよ(^-^;) ぜひ一度、新しい野川水道橋を渡りに来てみてください。

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旧野川水道橋の取り壊しから新野川水道橋の竣工まで記録は、こちらのカテゴリ別の表示でご覧ください。






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2008年4月26日 (土)

都立園芸高校のハナミズキ

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♪空を押し上げて...

そんな唄のワンフレーズが自然と出てくるような抜けるような青と気品のある白が印象的です。

Dscf1959 先日、仙川沿いの祖師谷公園の里帰り桜を紹介したときに触れましたが、1912年にワシントンDC送られてポトマック川のほとりに植えられた東京の荒川堤の桜の返礼として、1915年に送られてきたのが40本の白いハナミズキ。その後の戦争では敵国から送られた木ということで様々な運命をたどったようです。そのときの40本のうち、現在の所在が分かるのはごく僅かだといいます。

Dscf4251 そのうちの2本が世田谷区深沢の都立園芸高校に残っていると「ワシントン桜物語」というサイトで紹介されていました。都立園芸高校といえば私の通勤している会社のすぐそば、帰宅ランして帰るときもすぐ脇を通っています。ぜひ実際に見てみたいと、世田谷246ハーフで知り合ったSさんと都立園芸高校&駒沢公園へ地元再発見ランを楽しんできました。

Dscf4207 住宅街の路地を進むと美しい銀杏並木の園芸高校正門に突き当たります。戦前は日本の農業高校の中心的役割を果たしてきたそうです。八丈島に分校があり、それが現在の八丈島高校だそうです。そのせいかどうか分かりませんが、校内には南国情緒のある植物も多く植えられています。

Dscf4244 ウィークデーの学校が開いている時間(まあ、常識的には9:00~17:00)ならば、事務所で受付簿に記帳をして、入校証のバッジをしていれば、授業に支障の無い限り校内を自由に散策できます(校舎内に立ち入ることはできません)。結構、トラクターや軽トラックが走り回っていますから注意してください。

Dscf4199s2 さて、お目当てのハナミズキですが、事務所のある校舎の玄関を出て、斜め右に向かった小道の先にあります。普段は目に付かないのでしょうが、今は真っ白な花(厳密にいうと苞)が満開。街路樹のハナミズキのイメージからすると、とても樹高が高く、一目でそれと分かります。

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Dscf4205 1915年に贈られたことを説明する案内板も立っています。90年以上の年輪を重ねていますが、堅い木だということで、同じ樹齢の桜よりは細いですが、それでも途中から二股に分かれた木を下から見上げると白に包まれるようです。当初は2本あったというハナミズキですが、残念ながら1本は枯れてしまい、この1本しか残っていないそうです。

Dscf4229_2 事務所の方のご説明によると、やはり戦中は敵国から贈られた木ということでなるべく目立たないようにされていたということですが、現在はこのハナミズキのことを多くの方に知ってもらおうと手入れしており、この木の子どもが日米友好の証として全国各地に贈られているそうです(日比谷公園にもこの木の子どもが植えられています)。

そして、もうひとつこの学校で忘れてはならないのが「盆栽」
園芸科の生徒さんたちが代々お世話してきた貴重な盆栽が数多くあります。その中の頂点ともいえるのがこの「三代の松」

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Dscf4217 三代将軍家光が愛した五葉松が2鉢あり、樹齢460年を越えるといいます。堂々とした枝振りで圧倒されます。簡易レールの上を移動する台車に載せられており、雨や雪のときなどは後ろに見える屋根の下に収めるようです。


Dscf4212 歴史ある園芸高校だけにその他にも見所がいっぱいあります。例年5月第二土曜日Dscf4211 に一般公開されるバラ園は貴重種も多いそうです(今年の公開日は5月10日(土)だそうです)。また、近年では動物科も新設され、校内にはワンコの鳴き声も響いています。園芸科の生徒さんが実習の一環として整備していることもあり、今の時期は本当に花いっDscf4228 ぱい。温室の中にも多くの花が咲いています。定時制には造園のコースもあり、実習で製作されたと思える坪庭もあり、散策していても楽しいです。なにしろ構内には築山のある日本庭園や西洋庭園まで実習用にあるというくらいです。


Dscf4235 そして、なによりすごいのが校内の木々。歴史あるだけにみんな大きくて立派。中庭Dscf4226 の東屋のまわりなど鬱蒼とした感じです。実習用の畑越しに見える木々を見ていると、昔の世田谷の景色ってこんな感じだったんだろうなあと暫し感慨にふけってしまいました。兎々呂(ととろ)城址に建つからというわけではありませんが、まさしくトトロが出てきそう(^-^)

広い校内を一回りしてから、バッジを返却。のんびりと駒沢通りにまわりこみ、日体大の前を通り過ぎ、駒沢公園へ。日のあるうちに駒沢を走るのは久しぶりです。ケヤキの木が一斉に芽吹き、やわらかな緑が目にやさしい。今の季節のケヤキって大好きです。

軽く2周弱してから自由が丘に戻り、ちょっとはずれの銭湯「みどり湯」へ。一汗流した後には、自由が丘の焼肉屋さんでお腹を満たし、喉を潤したことは...言うまでもありません(^-^) 楽しいファンランでした。

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2008年4月22日 (火)

野川水道橋 旧橋のプレート撮ってきました

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新しい野川水道橋は、日に日に竣工に近づいています。

Dscf4188 欄干も取り付けられ、橋の真ん中の作り出しには取り壊された野川水道橋のレリーフが取り付けられていました。昔の無骨な力強い橋のイメージからはかなり遠いスマートな新しい橋だけに、このような形でも昔を偲ぶことができるのはとても嬉しく思いました。

最後の仕上げにかかっているらしく、仮設歩道も将来の車道の真ん中を通しています。その光景を見ると竣工後のイメージがかなりはっきりします。

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そんな写真を撮っているときにふっと気がついたものがあります。
Dscf4193橋のたもとからちょっと離れたところに、ブルーシートに包まれた石碑のようなもの...ひょっとしてこの橋の由来を記した石碑でしょうか。竣工の日にお披露目されるのかもしれませんね。昭和34年に架けられた初代の野川水道橋を引き継いだ新しい水道橋の歴史が始まります。

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かすみがうらマラソン、大沈没でした

かすみがうらマラソンを走ってきました。
風はあるものの後半追い風の良いコンディション。
湘南国際での足の故障による練習不足の不安もあることから走友の3時間20分切りに合わせて4:44ペース走(5Kmを23:45)でゆったりとしたレース運びでスタートしました。

スタートまで37秒のロス。
1万人以上の参加のレースでは最高ともいえるスタート。

最初の5Kmは25:04、5→10Kmは23:37、10→15Kmは23:36、15→20Kmは23:40、20→25Kmは23:52とスタートロスを除けば想定どおりの良いペース。余裕のあるペースだけにこのまま行けば目標の3時間20分は確実に切れる、そう思ったのですが、残念ながら走友は足の故障による練習不足もあり27Kmでペースダウン。

初マラソンの方なら付き合ってペースを落とすのですが、何度もフルを完走しているランナーなので、かえって失礼かと思い、そこからは一人旅。当初の予定では35Km過ぎから前を追うレースにギアチェンジと思っていたのですが...

以前、TVでQちゃんのドキュメンタリーを見たのですが、30Kmまで9割くらいのペースで走ってきた後に小出監督が「Qちゃん!これからが練習だ!!ペースアップ!!!」といってトップスピード以上の勝負ペースに上げさせて残り10Kmを走るというとんでもない練習をしていたのを思い出してしまったのです...(^-^; (オモイダシタダケデヤメテオケバヨカッタノニ...)

普段は決してできない練習のつもりで28Km過ぎからサブスリーペースで最後まで押してみようとペースアップしてみました(一気に4:44→4:15/Kmという30秒/Kmペースアップ、こういうのを一般的に「無謀な挑戦」といいます(^-^;)

TVのマラソン中継で、通常であれば余裕のあるペースにも関わらず、ペースがちょっとアップしただけでも脱落していく選手がいるのをみていて何故だろうと思っていましたが、今日その辛さを実感しました(^-^; 

25→30Kmは28Kmからのペースアップにも関わらず22:44。ホントに気持ちよく飛ばせました。確かにペースアップしてから5Kmは順調に飛ばせたのですが、35Km手前でぴったりと足が動かなくなりました。ずるずると落ちるとき「足を使っちゃった」と陸上経験者がよく言いますが、まさしくその状態。まだ7Kmも残っているのに...おかげで、30→35Kmは23:57。それでも、なんとか当初のペースぎりぎりです。しかし、35Kmからは久々に厳しい走りでした。数年前に勝田で歩いてしまうくらいに辛いレースをしましたが、それ以来の酷いレース。35→40Kmは30:24。

最後の2Kmはほとんど歩き。なんと15:49もかかってしまいました。30分も切れないタイムのショック以上に身体のダメージがひどく、足、腹、胸の筋肉が攣ってチップが外せません。荷物を受け取って、その場で全ての服を着込んで横になると寒気で30分以上震えていました。

きょうほどイーブンペースの大切さを実感したことはありません。どんな記録を狙うにしてもある一定のペースに身体が慣れると、それをレース途中で変えることは身体にとってものすごく大きなストレスになるのですね。良い勉強をさせてもらいました。

でも、不思議なことに、良いタイムでフルを走れたときには足首の外側や向う脛の外側など普段は痛くならないところがレース翌日に痛くなるのですが、今回はそういうところは一切痛くありません。その代わり、ふくらはぎや太ももなど、インターバルトレーニングなど負荷の高いトレーニングをやったあとに痛くなるところがめちゃくちゃ痛い。いままでにこんなに筋肉痛になったことはないというくらいです。

そう考えるとまだまだ鍛え方が足りないということですね。
そういう意味では、いいトレーニングができたということでしょうか。
こういうトレーニングをきちんとしなければサブスリーは無理なんでしょうねえ。と、弱気になっている場合じゃありません。この痛みはまだまだ伸び代があるということ、もうひと頑張りします!

(ということで、今回はデジカメを持っていったのですが、写真を撮る余裕もございませんでした。したがって、テキストベースのシンプルなブログでございますが、ご容赦のほど(^-^;)



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2008年4月19日 (土)

夜来風雨声 花落知多少

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春眠不覚暁
処処聞啼鳥
夜来風雨声
花落知多少

孟浩然の有名な五言絶句ですが、今朝はまさしくそんな感じの朝でした。
雨が上がり、鳥の声は聞こえるものの、まだまだ強い風。

Dscf4168 明日のかすみがうらマラソンの調整でのんびりとお散歩ラン。
相当強い風だったらしく、根こそぎ倒れてしまった大きな木もあるくらいです。

Dscf4161_2砧公園ではいたるとこでピンクの絨毯が敷き詰められていました。
いつものジョギングコースもピンクに染まっています。

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ソメイヨシノはすでに葉桜ですが、先だっての花散らしの嵐にも関わらず、八重系の「関山」はきれいな濃いピンクでまだまだ楽しませてくれています。また、サクラに代って元気いっぱいなのがハナミズキ。美術館前には白とピンクのハナミズキが盛りでした。

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2008年4月17日 (木)

盆栽桜、今年も咲きました

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ソメイヨシノはすっかり葉桜になってしまいましたが、我が家では2004年の幸手さくらマラソンで妻の入賞賞品でいただいた盆栽桜が今年も花を咲かせました。

Dscf4159 いつもはもっとボールのように花をつけるのですが、今年の天候不順が影響したのか、去年の剪定が良くなかったのか、花よりも先に葉っぱがかなり大きくなってしまいました。蕾はまだまだついているものの、この週末にかけての雨に濡れてしまいそうですので、大慌てでこの写真を撮りました。

「旭山」という品種だそうです。まだしばらくは可憐な花を楽しませてくれそうです。水遣りに気をつけて大事に育てて生きたいと思います。

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2008年4月12日 (土)

ポトマック川の桜と園芸高校のハナミズキ

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東京のソメイヨシノはすっかり散ってしまいましたが、二子玉川界隈をジョギングしていると、代わりにハナミズキの白とピンクが目立つようになってきました。季節をリレーするこの二つの花には日米の友好の証として太平洋を行き来した歴史があることをご存知の方も多いでしょう。中学の英語の教科書にも取り上げられたことのあるこのエピソードですが、実は世田谷とも深い縁があるのです。

この写真は去年の4月に撮影した祖師谷公園の桜です。
仙川の両側に植えられたこの桜こそ、1912年にワシントンDC送られてポトマック川のほとりに植えられた東京の荒川堤の桜が80年ぶりに里帰りした桜なのです。桜を送った尾崎行雄のゆかりの地や送られた桜の穂木の産地や継木の台木の産地など全国各地に移植されました。そのうちのひとつがここ祖師谷公園ということなのです。

ポトマック川の広さには及びませんが、この並木の下を歩けば、♪川沿いに咲いてた 桜並木を ともに生きてゆくと 二人で歩いた ...アンジェラアキの「サクラ色」の世界に一歩近づけるかもしれません。

さて、1915年にその花言葉どおり「返礼」として送られたのが40本の白いハナミズキ。その後の戦争では敵国から送られた木ということで様々な運命をたどったようです。そのときの40本のうち、現在の所在が分かるのはごく僅かだといいます。

そんな貴重なハナミズキの木が世田谷で今年も花を咲かしているはず。
場所は深沢の都立園芸高校...
兎々呂(ととろ)城址に建つ戦前から戦後にかけて日本の農業学校の中心的役割を果たした言われる学校。昔の深沢の面影をそこだけタイムマシンのように残している場所です。

Dscf2266 ウィークデーならば玄関の受付で届出をすれば見学ができるそうです(この辺りは、深大寺の都立農業高校と同じですね)。校内には、日本庭園やフランス庭園、バラ園なDscf2265どがあります。また、徳川家光が愛したという五葉松の盆栽が二鉢あり、生徒からは「三代さん」と呼ばれて園芸科の生徒によってお世話されているそうです。

できれば、そのハナミズキの木を取材してからアップしたいと思っていたのですが、実は今日はワシントンDCのサクラ祭りのメインイベントのパレードの日。東京では桜の花からハナミズキへと移るこの季節にこそアップするのが最もふさわしいと思いました。

できれば、ハナミズキの花に会いに休暇をとってでも園芸高校に行けたらいいな...なんて思っています。

都立園芸高校

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2008年4月11日 (金)

野川三題

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4月5・6日の土日はぽかぽかいい天気で花見日和でしたね。
その暖かさにつられて野川を走ってきました。
そのとき取材してきた「野川三題」

①野川水道橋、竣工間近! 親柱が据え付けられました。
②鎌田「天神森橋」から東名下「新田橋」まで
 サイクリングロード宇奈根側が来年の3月まで1年間通行止め
③世田谷通りの両側に河原に下りる階段が完成!
 世田谷通りの下をくぐることができるようになりました。

まずは、①野川水道橋、竣工間近! 親柱が据え付けられました。

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建設用の仮設橋もすっかり取り除かれ、新野川水道橋がその姿を現しました。前の無骨なイメージからは想像もつかないスマートなフォルムです。

四隅にはビニルに包まれた親柱が据え付けられて、橋らしい風格もでてきました。暫定的ながら人と自転車用の通路も確保され、一足先に地元の大切な橋になっています。それに伴い、仙川との合流地点に仮設された橋は通行止めになり、間もなく撤去されそうです。

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歩道の敷石も完成、水曜日9日に帰宅ランしたときには欄干も取り付けられていました。さらに驚いたことに、中央部の造り出しの部分の欄干には昔の野川水道橋のレリーフがはめ込まれており、前の水道橋を偲ぶ事ができます。嬉しかったです。こんど昼間に行って写真撮ってきますね。

来週辺りには竣工式ではないでしょうか。
長かったこのレポートも完結を迎える日は近そうです。

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続くお題は、②鎌田「天神森橋」から東名下「新井橋」までサイクリングロード宇奈根側が来年の3月まで1年間通行止め です。

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東名の下の多摩堤通りの「新井橋」から宇奈根側(多摩川側)のサイクリングロードが護岸工事のために通行止めになりました。川から離れて迂回しようとするとかなり遠回りになりますので、素直に対岸の岡本側に渡って、反対側のサイクリングロードを走ることをオススメします。詳しい地図はこちらをご覧ください。

特に、二子玉川から上流に向かっていく場合には天神森橋(駒沢大玉川校舎からの道)で岡本側に渡らないと、ちょっと先に行ったところで通行止めの看板があるので、引き返さずに無理に宇奈根側に迂回をしようとすると、ハンカチ公園まで遠回りすることになりますので注意が必要です。

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1年間とかなり長い期間ですが、この辺りの岸は他のところよりも一段低くなっていたようですので、大雨のときは心配です。堤防を少しかさ上げするのでしょう。

最後のお題は嬉しいお話。③世田谷通りの両側に河原に下りる階段が完成! 世田谷通りの下をくぐることができるようになりました。

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前にもアップしましたが、世田谷通りのところだけは100mほど迂回しないと信号機のある横断歩道がありません。横断禁止にも関わらず横切る人が後を絶たず(含む 私(^-^; )、さらに世田谷通りの橋の部分が登りでなおかつ大きくカーブしているため、いつ事故が起きてもおかしくないくらい危険な箇所でした。

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しかし、世田谷通りをはさんだ喜多見側(多摩川側)の両側に河川敷に降りるための階段が完成しました。土曜日には最後の仕上げの工事が入っており、昼間は通行できませんでしたが、夜には完成して通行できるようになっていました。

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河川敷は土のままの不整地ですが、それほど走りにくいというわけでありません。夜は橋の下が少々暗いですが、街灯が多いので真っ暗という訳ではありませんので、雨が降った後は滑らないように少々注意が必要ですが、車にヒヤヒヤしながら渡るよりよっぽど楽です。

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これで安心して帰宅ランできます。

ということで、野川の話題を三つご紹介しました。
最後はやはり行く春を惜しむ桜の写真で締めたいと思います。

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2008年4月 6日 (日)

二ヶ領用水の桜ラン

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江戸初期に、江戸幕府の経済基盤確立のために多摩川沿いの新田開発が進められました。しかし、米作りには農業用水確保が必須。そこで、家康の命をうけた小泉次太夫が多摩川の水を供給するために作った用水が、川崎領・稲毛領のこの二ヶ領用水(Google Mapでの流路はこちら)と対岸の世田谷領・六郷領側の六郷用水(次太夫堀)。多摩川の両岸のこれらの用水をあわせて四ヶ領用水とも呼びます。

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(大山街道が二ヶ領用水を横切る大石橋付近)

Dscf4106 どちらの用水も農業用水をしての役目は終わり、埋め立てられたり、川幅が狭くなったりしていますが、近年では整備されて人々の憩いの場となっています。特に二ヶ領用水沿いにはいろいろな種類の桜が植えられており、開花の時期も違うことから割合と長く桜の花が楽しめるランニングコースです。今回は東横線の元住吉から遡っていきました。

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Dscf4110 用水の両側は都市化が進んで、工場やら住宅やらマンションやらで昔の長閑な田んぼや畑の景色を思い浮かべるのはとても難しいですが、ところどころに用水の土手が公園となって、花見客で賑わっていました。

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Dscf4096 溝口近辺まで遡ると、昔からの名産である梨畑がマンションや住宅地のなかにぽつぽつと残っています。埼玉の私の実家の近くにも梨畑があって、幼い頃、その下で花見をしたことを覚えていますが、桜の花からちょっと遅れて咲くこの花は、中国では美人の代名詞となっているだけあって、白く清楚な美しさが好きでした。


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Dscf4117さて、溝口の大山街道を過ぎると、この用水の注目ポイント「久地円筒分水」があります。これは、この分水地点で本流の水をいくつかの用水に分ける際に水争いが絶えDscf4119 ず、その灌漑面積に応じた一定の比率で水を正確に分け流すために作られた施設です。今はその役目は終えているものの、大きな桜の木とともに長閑な農村の雰囲気を残している場所です。ちょうど盛んに花吹雪が舞い散っているところで、まるでユーミンの「春よ、来い」のPVみたい。内側の円筒内の薄いピンクは桜の花びらです。

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Dscf4131この上流は川幅も広くなり、新川と呼ばれていますが、今回は登戸で取水している宿河原用水のほうへ向かいます。宿河原用水は親水公園のように整備されており、ソメイヨシノの並木が延々と続いていて、宿河原の桜として親しまれています。通勤の南武線から日に日に色づいていく桜を見るのが楽しみでしたが、やっと間近に見ることができました。

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Dscf4135 多摩川の取水堰に近づくと南武線の下をくぐりますが、本当に人もくぐらなければなりません。電車が通り過ぎるときは手を出せば触れそうなくらい(アブナイですから良い子の皆さんはてをださないようにネ(^-^; )


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Dscf4143 多摩川の取水堰には「二ヶ領せせらぎ館」があり、 多摩川のことを、二ヶ領用水のことを詳しく知ることができます。ここも桜並木がありますが、日当たりが良いだけあってすっかり散ってしまいました。でも、桜祭りの一環としてマリンバコンサートが開かれていました。

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ガンガンに飛ばして走ることはできませんが、のんびりと走るには良い水辺のコースです。元住吉には今井湯という土日は朝からやっている銭湯もあります。また、登戸からあと5Kmがんばっちゃえば、よみうりランドの丘の湯で桜を見ながら露天風呂も楽しめます。ぜひ一度のんびりジョグを試してみてはいかがでしょうか。

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2008年4月 2日 (水)

仙川&野川 夜桜ライトアップ 帰宅ラン決行!

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4月1日というお忙しモードに関わらず
気になるのは、春の嵐ともいえる猛烈な北風...
でも、桜の花は待っていてくれました。

残業を振り切って、7時過ぎに帰宅ラン・スタート!
仙川&野川の夜桜ライトアップを一挙に楽しむ贅沢ランです。
照明のプロが紡ぎ出す桜絵巻を堪能してきました。

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まずは、ライトアップ終了の8時までなんとか間に合うように
帰宅ラン最短コースを飛ばして仙川へ
ご近所、東宝成城スタジオの桜並木のライトアップです。

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桜色を醸し出すやわらかなライティングで
妖艶な桜が演出されています。

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ベンチではワインを空けているカップルも...
来年は帰宅ランじゃなくて、のんびりハーフボトルをぶら下げて
というのもいいなあ(^-^)
どなたか付き合ってくれます?

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もっとゆっくりしたいけど、
野川のライトアップは9時までです。

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名残を惜しみつつ
桜色に染まるゴジラと7人の侍にご挨拶してから
成城の街を駆け抜け、ビール坂を駆け下り、野川へ

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京王線、甲州街道を越えると
空が明るくなっているのがわかります。
一年に一日だけの野川の桜ライトアップです。

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仙川は川幅も狭く、こじんまりとして
ライティングも温かみのある桜のライトアップでしたが
野川は川幅も広く、ライティングも自然光に近い
抜けるような白が強調されていて
荘厳、幽玄ということばが似合います。

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このライティングは
野川のそばにあった「アークシステム」という照明屋さんが
社員の花見のために1本の桜の木をライトアップしたことが始まり

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その後、少しずつライトアップする桜の木が増えていき
今年は650mに210基の照明がセットアップされました。
知る人ぞ知る調布の春の風物詩です。

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ホントに多くの人達が待ちわびていたライトアップ
(我が家のブログも検索によりアクセスが急増です(^-^;)
たくさんの人が桜を愛でに来ていて
狭い歩道は一方通行になっているくらいです。

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でも、要らない音楽を流すわけでもなく
宴会も禁止されていることもあり
ゆったりと、じっくりと、しみじみと...
桜を愛でることができます。

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東宝の照明スタッフの皆さんも風向きにあわせて、少しずつ照明を調整したりプロのこだわりをみせていました。アークシステムさんも一晩500万円以上かかるというこのライトアップを採算度返しで地元への恩返しの意味で続けているそうです。

東宝さん、アークシステムさん、そしてこのイベントを支えてくれている地元の皆さん、ありがとうございます。

来年も楽しみにしています。

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