かすみがうらマラソン、大沈没でした
かすみがうらマラソンを走ってきました。
風はあるものの後半追い風の良いコンディション。
湘南国際での足の故障による練習不足の不安もあることから走友の3時間20分切りに合わせて4:44ペース走(5Kmを23:45)でゆったりとしたレース運びでスタートしました。
スタートまで37秒のロス。
1万人以上の参加のレースでは最高ともいえるスタート。
最初の5Kmは25:04、5→10Kmは23:37、10→15Kmは23:36、15→20Kmは23:40、20→25Kmは23:52とスタートロスを除けば想定どおりの良いペース。余裕のあるペースだけにこのまま行けば目標の3時間20分は確実に切れる、そう思ったのですが、残念ながら走友は足の故障による練習不足もあり27Kmでペースダウン。
初マラソンの方なら付き合ってペースを落とすのですが、何度もフルを完走しているランナーなので、かえって失礼かと思い、そこからは一人旅。当初の予定では35Km過ぎから前を追うレースにギアチェンジと思っていたのですが...
以前、TVでQちゃんのドキュメンタリーを見たのですが、30Kmまで9割くらいのペースで走ってきた後に小出監督が「Qちゃん!これからが練習だ!!ペースアップ!!!」といってトップスピード以上の勝負ペースに上げさせて残り10Kmを走るというとんでもない練習をしていたのを思い出してしまったのです...(^-^; (オモイダシタダケデヤメテオケバヨカッタノニ...)
普段は決してできない練習のつもりで28Km過ぎからサブスリーペースで最後まで押してみようとペースアップしてみました(一気に4:44→4:15/Kmという30秒/Kmペースアップ、こういうのを一般的に「無謀な挑戦」といいます(^-^;)
TVのマラソン中継で、通常であれば余裕のあるペースにも関わらず、ペースがちょっとアップしただけでも脱落していく選手がいるのをみていて何故だろうと思っていましたが、今日その辛さを実感しました(^-^;
25→30Kmは28Kmからのペースアップにも関わらず22:44。ホントに気持ちよく飛ばせました。確かにペースアップしてから5Kmは順調に飛ばせたのですが、35Km手前でぴったりと足が動かなくなりました。ずるずると落ちるとき「足を使っちゃった」と陸上経験者がよく言いますが、まさしくその状態。まだ7Kmも残っているのに...おかげで、30→35Kmは23:57。それでも、なんとか当初のペースぎりぎりです。しかし、35Kmからは久々に厳しい走りでした。数年前に勝田で歩いてしまうくらいに辛いレースをしましたが、それ以来の酷いレース。35→40Kmは30:24。
最後の2Kmはほとんど歩き。なんと15:49もかかってしまいました。30分も切れないタイムのショック以上に身体のダメージがひどく、足、腹、胸の筋肉が攣ってチップが外せません。荷物を受け取って、その場で全ての服を着込んで横になると寒気で30分以上震えていました。
きょうほどイーブンペースの大切さを実感したことはありません。どんな記録を狙うにしてもある一定のペースに身体が慣れると、それをレース途中で変えることは身体にとってものすごく大きなストレスになるのですね。良い勉強をさせてもらいました。
でも、不思議なことに、良いタイムでフルを走れたときには足首の外側や向う脛の外側など普段は痛くならないところがレース翌日に痛くなるのですが、今回はそういうところは一切痛くありません。その代わり、ふくらはぎや太ももなど、インターバルトレーニングなど負荷の高いトレーニングをやったあとに痛くなるところがめちゃくちゃ痛い。いままでにこんなに筋肉痛になったことはないというくらいです。
そう考えるとまだまだ鍛え方が足りないということですね。
そういう意味では、いいトレーニングができたということでしょうか。
こういうトレーニングをきちんとしなければサブスリーは無理なんでしょうねえ。と、弱気になっている場合じゃありません。この痛みはまだまだ伸び代があるということ、もうひと頑張りします!
(ということで、今回はデジカメを持っていったのですが、写真を撮る余裕もございませんでした。したがって、テキストベースのシンプルなブログでございますが、ご容赦のほど(^-^;)
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コメント
お疲れ様でした。
30km付近の 4:15/Km にペースアップされたところで一気に抜かされたんですかね?
私も、今回はいろいろ考えさせられるレースになりました。
またまた、お会いできずに残念でした。
投稿: HIDE10 | 2008年4月22日 (火) 01時22分
HIDE10さん、お疲れ様でした。
35Km過ぎは同じようなペースでお互い苦しんでいたようですね(^-^;
今度は辛いの抜きで、印旛沼周回なんぞをご一緒できればいいなと思っております。機会がありましたら、ぜひ誘ってください。
投稿: 野川のカルガモおとーさん | 2008年4月22日 (火) 21時08分
改めて読んで、凄いと言うか、怖いと言うか、面白そう?と言うかl。。。 35km過ぎのペースがもうオーリンゲンさんではないですよね。 そうか~でもそんな風に自分を試してみるレースってのも必要ですよね。
私はレースの直後は「思いっきりだった」って思うんですけど、直ぐに「アレは全然限界じゃなかったよなー、足残ってるよなー」と思います。
ま、悔いの無いレースなんて早々出来るもんではないですね。。。 そんな「足が残って無い」 レース、私もしてみたいです。
あ、青梅トレラン、アレは真実足残って無かったです(^_^;)
投稿: Para | 2008年4月23日 (水) 12時36分
かるがもさん!!霞完走お疲れ様でした!!読んでいて大変勉強になりました。イーブンペースの大切さがわかりました。このアクシデントあっても、3:30で走られるのですから、やっぱりすごいでやんす!!また、ご指導をお願いしますね!!
投稿: くま | 2008年4月23日 (水) 19時44分
カルガモさんかすみがうらお疲れ様でした。
レースのほうは大変だったようですが、こんな大会のほうが記憶に残りますよね。
今回のかすみは私の仲間も6名くらい参加していますが、そのうち2名が初フル完走していたり、名古屋の女性の走友が38km地点で両足痙攣のため倒れこんでいると、救護ボランティアランナーがすかさずストレッチしてくれたけど痛くてだめで、途方にくれていると、上下黒のジャージを着た見知らぬ男性(ランナーではない)これは塩が体から出ちゃったからで、ほら、肩や顔に塩が浮き出ているでしょと、そこで男性は近くにいた応援のおばさんに塩持ってきてと強引にたのみ、頂いた塩をサー舐めなさいとまるでドクターのように指示したそうです。
そうして10分、15分たつとホラ塩が回ってきたでしょう、起ってごらんと言われてこわごわ立ってみると、痙攣の痛みは残っているけど、しっかりと立てるようになったそうです。
そこでおじさんはさあもう行っても大丈夫と背中を力強く押してくれたので、歩き出すとなんとか歩けそう2人のボランティアランナーもいっしょに付き合ってくれたそうで、その後なんと走り出すことまで出来たようで完走できたそうです。
ボランティアランナーもポカリスエットを時々飲ましてくれたりと献身的にサポートしてくれたとのこと。
やー良い話ですよね。
わたしも長野マラソンまたもや30kmからの失速で悔し涙を流しました。5月の洞爺湖もうーんどうなることやら。
すみません長くなりました。しっかりと体を休めて次にむけてお互い頑張りましょう。
投稿: kaizan | 2008年4月23日 (水) 19時56分
paraさんへ
ゴール直後は身体を動かす度にあっちこっちが攣っていて、傍で見ていたらホントに面白かったと思います(^-^;
でも、ここまで試すと楽しくはないですよね(^-^;
くまさんへ
ホント、イーブンペースは大事です。でもトレイルランで変化をつけた走りをしているくまさんならペースの上げ下げにも強いかも。
kaizanさんへ
確かに、ほどよい応援でした。東京のように切れ目無い応援ではありませんが、ポイントは押さえている大会です。18回を数えるなかで培ってきたものなのでしょう。
長野は残念でしたが、フルを走りきれるようになっただけでもよかったのではないでしょうか。怪我からの復活、おめでとうございます、といわせてもらいます。
投稿: 野川のカルガモおとーさん | 2008年4月24日 (木) 00時35分