新野川水道橋 竣工しました
野川水道橋が竣工しました。
2006年11月から始まった架け替え工事ですが、1年半の工期をかけて昨日、2008年4月26日に開通式を迎えたそうです。昭和の無骨な先代の水道橋とは違い、スマートな緊張感のある平成の水道橋です。
近所にお住まいのppeiさんから昨日26日に開通式があったことを教えていただきました。ぜひ見てみたかったのですが、帰宅ランができず地元の掲示板や交通誘導のおじさんから事前情報を得ることができず、残念でした。大勢の人出でにぎやかだったようです。
以前の橋は青い水道管が印象的な橋でしたが、水道管は川底を横切るように埋設されたので、新しい橋は非常にすっきりとなり、岡本から多摩川に向かう一方通行の1車線車道が設けられ、その両側に歩道が確保されました。通勤・通学の自転車の皆さんにはとても便利になったことと思います。
造り出しの旧野川水道橋のレリーフはご紹介しましたが、さらに興味深いのが欄干の下の子ども達のタイル画です。野川の自然を描いた15Cm角のタイル画が埋め込まれており、一つひとつ見ていくと微笑ましいものや芸術的なものまで様々で楽しいです。
そして嬉しかったのは、橋のたもとに建てられた記念碑です。
旧野川水道橋の空気弁と水道管の一部が残されて、野川水道橋の歴史が紹介されています。初めて知ることも多く、たいへん参考になりました。
私がこの写真を撮っているわずかな間にも、数十人の人々がこの橋を渡って行きました。前の橋同様に、この新しい野川水道橋もいろいろな想い出を紡ぐ橋になることと思います。
昭和34年亥年竣工の旧野川水道橋が、4回目の亥年直前で取り壊されることを知って、たまたま同じ亥年生まれとしていろいろな思いを重ねながら1年半見守ってきました。これをもって野川水道橋のレポートはひとまず完了といたします。この橋や野川への愛着の思いをお送りいただいた方々はもちろん、この拙いレポートをご覧頂いた皆さんにお礼申し上げます。ありがとうございました(もちろん、野川のカルガモおとーさんのブログはまだまだ続きますよ(^-^;) ぜひ一度、新しい野川水道橋を渡りに来てみてください。
旧野川水道橋の取り壊しから新野川水道橋の竣工まで記録は、こちらのカテゴリ別の表示でご覧ください。
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コメント
ちょーすけと申します。
自宅が橋の近くのため、開通式の様子は家から見ていました。
南小?のブラスバンド部も来ており、割と盛大に行われていました。
式典後も車が通る様子は無かったので、記念すべき第一号になろうと思い車を出し、ぐるっと遠回りして意気揚々と渡りましたが、僅差で2番だったそうです。
(自宅で見ていた妻談)
一方通行ではありますが、知ってか知らずか玉堤方向へ渡ってしまう車も少なくありません。
天神森橋と違って片方の歩道にタイルが敷かれていないのは、二車線化への布石なのだとか...。
30年ほど前の記憶では、旧水道橋でも父の自動車で何度か渡った記憶があります。
レポートお疲れ様でした!
投稿: ちょーすけ | 2008年4月29日 (火) 00時54分
この頃野川の水道橋付近に散歩へ
行っていなかったので。。。開通したのも
知りませんでした。
りっぱになったのですね。
投稿: たんぽぽ | 2008年4月29日 (火) 09時26分
ちょーすけさん
ようこそ、カルガモブログへ。
地元の方からコメントいただくととても嬉しいです。
一番乗りの名誉、タッチの差で逃して残念でしたね(^-^)
ところで、いくら30年前の話とはいえ、昔の橋をどうやって車で渡るんですか。軽自動車でも無理そうですが...
たんぽぽさん
ぜひ、チワワ君(さん?)と一緒にいらしてみてください。記念碑やレリーフ、タイル画が見ごたえがあります。
投稿: 野川のカルガモおとーさん | 2008年4月30日 (水) 00時31分
私の記憶でも、ご指摘通り軽でも無理そうな幅だったと思いましたので、父に確認したところ、やはり渡っていたたそうです。
父の車はマツダのキャロル、シャンテでした。どちらも車幅は1300mm以下と、現在の軽自動車よりも小さいものでした。
そう考えるとギリギリ通れたのかな、と思います。
そんな車に家族5人で乗っていたのですから、今から思うと良く走れたものだと思います。
投稿: ちょーすけ | 2008年5月 3日 (土) 01時46分
ちょーすけさん
確かに1300mmなら可能ですねえ...
まじまじと旧水道橋の画像を眺めてしまいました。
ミゼットではありませんが、「三丁目の夕日」の世界ですねえ。
そんな想い出がいっぱい詰まった橋だったのですね。
ところで、ちょーすけさんはこの橋の鉄骨の上に登って遊んだってことありますか。小学生のころ、この鉄骨の上を登って行き来してあそんだという方の書き込みを拝見したことがあります。
投稿: 野川のカルガモおとーさん | 2008年5月 3日 (土) 02時09分
鉄骨登りは小学生の間で度胸試しのようなものになっていて、残念ながら私は頂上(?)まで登ることはできませんでした。
水道管の上を通って対岸まで渡る、というのは何度か経験しました。
いずれにしても危険な遊びには変わりないので、近隣の大人によく怒られたものです。
改めて、色々な意味で名所だったと思います。
ドラマや映画の撮影でもよく使われましたね。
投稿: ちょーすけ | 2008年5月 3日 (土) 11時15分
本当にやっていたんですねえ(^-^)
私もやりたかった...(^-^;
投稿: 野川のカルガモおとーさん | 2008年5月 3日 (土) 20時36分