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2008年5月

2008年5月30日 (金)

鹿沼のさつき、咲きました

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鹿沼さつきマラソンの遠来賞でもらってきたさつきの苗木ですが、思ったより太かったので100円ショップで鉢を買ってきて(^-^; 鹿沼土やら肥料を込めてそれなりに仕立てました。上手い具合に根付いてくれたようで、とりあえず一輪だけ花が咲きました。

「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」といいますが、その桜さえバシバシ切ってしまうカルガモおとーさんです(^-^;。 これだけ伸び放題のさつきなら、当然のごとくウズウズとしましたが、一輪だけでもけな気に咲かせたさつきに免じて、常道どおりこの花が終わったらばっさり&広い鉢に植え替えてあげましょう。

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なんか水彩っぽい画像ですが、林真理さんの絵に触発されて私が描いたものでは決してありません(^-^; 最近のペイントソフトってすごいですねえ(^-^;

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2008年5月25日 (日)

仙川「niwa-coya」 林真理 水彩画展

仙川から成城にかけての坂道ジョギングコースの追加調べでネットサーフィンしていたら、思わず目を引いた素敵な水彩画...「これ、若葉小の坂だよ~」、「あっ、あそこのお店じゃん」  普段、何気なく通り過ぎている風景を切り取った絵なのですが、とっても新鮮です。

この絵を描いたのは林真理さんという仙川にお住まいの絵描きさん。
生活に密着した小物類のデザインから大手の企業・デーパートや新聞社のカレンダーやイラストも手がけている方と知って、思わず納得。その林真理さんの展覧会が仙川のカフェギャラリー niwa-coyaで6/1まで開かれています。

カフェギャラリー niwa-coya

またこのお店がいいんです。
桐朋学園の裏手、普通の住宅街の中に溶け込むようにあるギャラリーです。とても自然な感じなお庭も好感が持てます(実は日本の風土でこういうヨーロッパ感覚の植生を維持するのはとても手間のかかるものです)。オーナーのこだわりが感じられます。

Dscf4504 さて、肝心の絵のほうですが、期待に違わず素晴しいものでした。どの絵も一瞬の風景なのですが「動き」が感じられます。ネットで見るのとはまったく違います。実際に何回となくトレーDscf4512 ニングで走っている場所だけに若葉の坂の絵なんか良かったですねえ。私が走るのは休日や夜。坂めぐりの写真を撮りながらも、小学生や中学生が遊びながら通る姿を想像していたのですが、そのイメージどおり、いやそれ以上に活き活きとした風景が目の前にありました。

お昼時だったので、店内も混んでいてじっくりとというわけにはいきませんでしたが、応対してくれたのが作者ご本人。とても気さくで笑顔の素敵な、なんだか昔から知っている人に思えてしまう雰囲気を持った女性でした。

20080525sengawas_2 実はもうひとつのお目当てが、林真理さんのご主人が作られた仙川のイラストマップ。「仙川通と小学生と猫しか知らない」と銘打つだけあって、たぶんお子さんまで総動員されて調べたものだと思います(^-^) 狛江市史や世田谷区史は多少調べたことがあるのですが、調布はまだ手付かずだったので、マップを拝見すると知らないことばかりでした。B4版1枚200円、真理さんの絵も入ったA3バージョンが300円で展覧会後もniwa-koyaで販売されるそうです。これを片手に仙川をフラフラと走り回るのも楽しそうです。(著作権のこともありますので、相当に解像度を落としてあります。雰囲気だけでも感じてください)



数十年ぶりに水彩画を描いてみたいなあと思った午後でした。成城の坂道をモチーフにしてもいいかも...ブログを見ると体育会系ですが、実は幼稚園の頃には絵を習っていた私です(^-^; 今じゃ笑っちゃうほどヘタなんでしょうねえ。

そうそう、心残りはniwa-koya手作りスモークチキンサンドを食べ損ねたこと(^-^;
今度は土曜のブランチ的に少々早めに行ってみましょう。



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向ヶ丘遊園跡のバラ園

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向ヶ丘遊園が閉園となり久しくなります。

Dscf4611 小田急の駅からのモノレールもすっかり撤去され、当時を思い出させるものは駅名だけといった様子です。しかし、東洋一とうたわれたバラ園は、川崎市に引き継がれ、多くのボランティアの方々の協力を得て、「生田緑地バラ園」として育成・整備されています。

普段は非公開ですが、年に2度、春と秋の花のシーズンに無料で一般公開されており、思い立ってジョギングがてら見てきました。遊歩道も整備され、以前の正面入口脇から登っていきます。花でいっぱいだった大階段や流れるプール(冬はスケートリンクになり、何度か家族で行きました)も、昔のそれとわかるだけにうら寂しいです。

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森の中の階段を登り、しばらく行くと目の前に一面のバラが広がります。ちょうど盆地のようになっているため、そこだけが秘密の花園といったイメージがぴったりのバラ園です。

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ちょうど満開の時期で、翌日は雨という予報あり、多くの人出でした。しかし、敷地が広いのでそれほどざわついた感じもなく、ゆっくりとバラを愛でることができました。

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Dscf4664_2 バラの品種を紹介するプレートが整備されており、先日訪れた都立園芸高校のOB鈴木省三氏によるバラも育てられていました。氏が最初に世に出した「天の川」は綺麗な黄色の繊細な感じのバラでした。農林水産省品種登録第一号の品種「聖火」もありました。これは東京オリンピックの年に発表されたバラで大輪の花を咲かせるものなのですが、違った種類のバラの写真を撮ってきてしまいました(^-^; そのほかにも、人名を名づけたバラも多く、興味が尽きません。

たとえば、こちらは「お母様」
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そして、こちらは「お嬢様」
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大統領選真っ最中ですが...
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なまめかしいピンクが魅惑的(^-^)
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個々のバラも素敵ですが、なんといっても「ローズ・ガーデン」としての美しさが特筆されるでしょう。つる性のバラも咲き誇っていました。

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これだけの広さのバラ園を整備するのは並大抵のことではないと思います。ボランティアの方々の地道なご苦労の賜物だと思います。春の開園は6月8日までです。ぜひ一度いらしてみてください。

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2008年5月18日 (日)

仙川・成城の坂巡り

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暑くなるとLSDよりは密度の高い練習を短時間で、ということで国分寺崖線を使った坂巡りトレーニングコースをご紹介します。22の坂を巡る10.5KmのコースはこちらのGoogle Mapを別窓で開いて対比しながらご覧ください。

スタートは京王線「仙川」駅。ゴールの大蔵運動公園から仙川沿いに戻り、駅近くの「湯けむりの里」で一汗流すということであれば、駅のロッカーに荷物を預けて空身のランも可能です。

仙川駅から北に向かい、甲州街道へ。駅入口の交差点のコンビニのところには甲州街道の一里塚があったところです。交差点を左折、調布方面に進みます。キューピーマヨネーズの工場のキューピーちゃんに挨拶したら1.「滝坂」です。

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甲州街道からゆるやかに右にそれる坂が昔の甲州街道の難所のひとつである旧「滝坂」。雨が降れば滝のように雨水が流れるということからついた名前だそうです。今はゆるやかな坂ですが、江戸時代は相当な急坂だったのでしょう。

滝坂下の交差点で甲州街道を渡り戻ります。すると旧滝坂の合流地点あたりで右手に進む直線道路があります。これが、2.旧京王線路線跡の坂(「売地の坂」)。(一般的に通用している坂の名前には「」をつけていますが、私が区別するために勝手につけた名称は「」付けしていません)。京王線はその昔、仙川から調布の間は今の路線より北側を走っていました。その路線跡は地図を見るとなんとなく見えてくるのですが、この坂はその昔の路線跡です。

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坂を登りきり、渋谷まで続く瀧坂道を右折、京王線を越えます。それから右折をして実篤公園へ。野菜の絵でご存知の武者小路実篤の旧宅が公園として公開されています。庭園は無料で公開されていますので、庭園を抜けて河岸段丘下の実篤記念館に抜けることもできます。先を急ぐ方は入口左側の3.実篤公園の坂(「神明坂」)を下ります。

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崖線下を走っていくと若葉小学校。この小学校の手前角を左折すると崖線林のなかを登る階段の坂。4.若葉小の階段坂(「熊谷坂・鉄砲坂」)です。おばけ坂とか幽霊坂とも呼ばれているそうですが、確かに夕方通ると薄暗くてコワイ。品川通りの延伸路線がこの辺りを通る予定らしく、反対運動の掲示がありました。

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坂を登りきったら、右折。突き当たったら右へ。若葉小の反対側をゆるやかに曲がりながら下ります。5.「若葉の坂(本村坂)」です。若葉小の裏手は崖線林がきれいに残っており、自然公園になっています。小学生には格好の遊び場です。私の少年時代を思い出してしまいました。

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崖線下の図書館分館の脇を抜けていくとT字路に突き当たります。この道は昔の都道。左に登っていく坂は狛江と甲州街道を結ぶ重要な坂で6.「大坂」と呼ばれています。今はとてもそんな面影はありませんが、明治から昭和初期には野菜の荷車が頻繁に通っていたそうです。

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登り切ると庚申様が出迎えてくれます。その先を右折し、仙川から狛江に向かうバス通りを通り越し、道なりに進みます。突き当たりはNTTの中央電通学園。右折して下ると、7.宇賀神の坂(「新左ェ門の坂」)。下りきった左側の森の中には宇賀神様の社があります。元々ここは調布七福神の弁天様がいらしたところ。前の道は狛江と滝坂道をつなぐ七曲りの道で、縁日にはかなり賑わったということです。弁天様は、今は明照院に祭られています。

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マンションを右側にまわりこむように行くとバス通りに出ます。左折して坂を登ります。この坂が、8.中央電通学園の坂(「七曲り」跡)です。昔は相当狭く、曲がりくねって、寂しい道だったようです。

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登り切ってお好み焼きやさんの先に小公園があります。その手前の坂を下ります。この9.カニ沢の坂を沢沿いに下ります。昔はカニが多くいたことから「カニ沢」と呼ばれていたそうですが、今は住宅がびっしりで湧水も暗渠となり、カニも見かけることはありません。しかし、下部には入間公園もあり、ひっそりとした憩いの場所となっています。

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公園を抜けてさらに沢を下るとマンション群の角に出ます。そこを左に上る坂が、ご存知10.「ビール坂」です。こマンション群はサッポロビールの社員寮やビアレストラン「ライオン」の跡地です。マンションに変わってからも「ビール坂」の名前は残っています。

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ビール坂を登りきったところをすぐに右手に下ります。これが11.成城4丁目の坂。実はビール坂よりも古くからある坂道です。それだけにかなり急で細い道です。下ったところに緑地公園があり、国分寺崖線の植物の見本園があります。

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下ってから道なりに崖線下の道を進みます。途中には「神明の森みつ池」の特別保護区があります。保護のために立ち入ることはできませんが、ホタルも生息しているところです。

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崖線下の道をさらに行くと小田急の高架が見えてきます。手前で坂道のT字路にぶつかります。この坂が12.「不動坂」。喜多見不動尊の脇を登る坂道です。坂の下には信者が修行した湧水の瀧があります。

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「不動坂」を上りきったところを鋭角的に右に曲がります。小田急を越える不動橋を渡ります。以前は確かに「橋」だったのですが、複々線化により蓋がされたようになり、橋というとちょっとイメージが違いますが、富士山がきれいなスポットです。

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渡ってすぐを右に曲がります。その先が13.「なかんだの坂」。厳密には自然保護地のなかの坂が「なかんだの坂」らしいのですが、まあ堅いことは言わずに(^-^; 地元の方々がボランティアで整備している森です。

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下って道なりに崖線下の小道を行くと、コンクリートで丸い滑り止めパターンの坂道と交差します。ここを左に上ります。途中で曲がって登っていく14.クランク坂。かなり急ですが、ここを車が下ってきます(サスガに下りの一方通行)。

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上りきったら右に曲がります。150mほど行くと、公園の入り口の手前にものすごい急な坂道があります。自動車は通れませんし、自転車も降りないと怖いくらいです。これが、15.「お茶屋坂」です。江戸時代、喜多見重勝の茶室がここにあったことに由来します。悲しい民話も伝わっている坂道です。

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お茶屋坂を下りきって左に曲がります。左手のマンションの真ん中あたりに狭い階段があります。入っちゃいけなそうですが、一般の通行も可能です。抜けるとゲートがあり左手に登る整備された坂道があります。これが16.「ヘビ坂」。ヘビのようにくねくね曲がった坂だからとか(^-^;

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登ったところのゲートを出たところを鋭角的に右に曲がり、成城3丁目緑地の最深部に向かいます。広場を横切り、17.湧水池へのトレイル(階段)を進みます。これが成城!?と思えるような自然いっぱいの斜面林です。なお、このトレイルとヘビ坂は夜20時から朝6時30分までは通行禁止になりますのでご注意を。

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下りきって世田谷通りとの変則交差点に出ます。この交差点を左に上っていく坂道が成城で一番有名な坂道、18.「病院坂」です。横溝正史さんのお宅から程近いということもあり、「病院坂の首縊りの家」の舞台となったといわれていますが、真偽の程は迷宮入りです。

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登り切ってしばらく行き、左手に公園のある交差点を右に曲がります。さらに消防署の交差点を右に曲がり、19.武蔵工大付属高の坂を下ります。途中には東宝スタジオの入口があります。ゴジラ七人の侍が出迎えてくれますので、ぜひともちょっと寄り道してください。

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大丸ピーコックを通り過ぎ、世田谷通りと水道道路の変則交差点を鋭角的に左に曲がります。一番左に鋭角的に東宝の前を通る道が昔の世田谷通り。仙川を渡ると二股に分かれます。左手は「赤土坂」で祖師ヶ谷大蔵へ、右手が20.「畳屋坂」で日大商学部、大蔵住宅に通じています。

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またまた世田谷通りの変則交差点を鋭角的に右に曲がり世田谷通りを下ります。21.世田谷通り大蔵の坂ですが、春は桜のトンネルで綺麗です。ここは歩道も広く距離も長いので、坂道ダッシュのトレーニングに最適です。

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下りきったら仙川の手前を左に曲がり、団地内の崖線下を走ります。ここの見所は大規模な湧水池。音を立てて湧水が流れ込んでいます。湧水池を過ぎると、鋭角的に左に上る22.大蔵住宅の坂。登ったところには保育園があります。鋭角的に右に行くと大蔵総合運動公園はすぐそばです。

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大蔵運動公園で一休みしてから今来た坂道をまた登ったり下ったりして帰ってもいいですし、仙川沿いの遊歩道を甲州街道まで帰れば上りはほとんど無く仙川駅まで帰ることも可能です。ぜひ自然たっぷり、歴史も深い仙川から成城への坂巡りを試してみてください。良いトレーニングになること請け合いです。

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2008年5月17日 (土)

鹿沼さつきマラソンの遠来賞

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5月11日に栃木県の鹿沼さつきマラソンに参加してきました。
あいにくの雨でしたが、小雨で走るにはちょうどいいくらいでした。

参加賞は簡易クーラーバッグですが、遠方からの参加者にはこの大会名物遠来賞がプレゼントされます。大会名どおりに「さつき」です。植え込み用の苗木から盆栽用に短く剪定された苗木まで様々な苗木から好きなもの を選べます。

Dscf4486私が選んだのは盆栽用の小さな苗木で「静宴」という品種だそうです。帰宅後、さっそく鹿沼土と鉢を買ってきて植え替えてみました。小さなうすいピンクのつぼみもあります。どんな花を咲かせてくれるのでしょうか。


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2008年5月10日 (土)

園芸高校のバラ園公開

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ポトマック川の桜の返礼ハナミズキの花に続き、バラ園見学に行ってきました、深沢の都立園芸高校へ。

Dscf4468 例年5月第二土曜日の学校公開日にあわせて、バラ園の見学会を実施してくれているそうです。今年は5月10日の土曜日。ぜひと思っていたのですが、あいにくの雨...でも、小降りになったところで意を決して、ランニングキャップにウインドブレーカーのフードという完全防備で走り出しました。

昨日までの暑さが嘘のように冷たい雨でしたが、行ってみてよかったです。雨に濡れて大輪のバラが咲き誇っていました。

Dscf4464 観光用に作っているわけでなく、学習・研究用に栽培されているので、同じ花が一面に咲いているというわけではありません。そのかわりに、貴重な原生種を含む様々な品種のバラが一堂に会しており、その数200種、600株に上ります。ですから、色とりどりのバラの花を愛でることができ、趣向を凝らした品種名との対比がとても興味深く楽しめます。
たとえば...

これは「希望」
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そして「彩雲」
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でも、私はこちらのほうが...「テキーラ」 (^-^;
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Dscf4455 降りしきる雨にも関わらず、園芸高校の女子学生の皆さんが丁寧に説明をしてくれています。本当は私も説明をお願いしたかったのですが(^-^; 傘もささずに雨と汗でびっちょりの姿Dscf4438 でデジカメ撮りまくっているだけに「ドンビキ」されてしまうだろうなあ...ということで残念ながらご遠慮させてもらいましたが、他の方への説明を漏れ聞いていると、品種によって違う花の形や香り、育て方など詳しく説明してくれています。さすが専門に勉強しているだけのことはあります。つなぎの作業服姿もなかなかカワユイ(^-^;

Dscf4460 このバラ園は、この園芸高校の卒業生であるバラ作出家鈴木省三氏から寄贈されたバラがもとになっているそうです。鈴木省三氏は「ミスターローズ」として日本のバラの父として有名Dscf4459 な方で、東京府立園芸学校二部専修科(現都立園芸高校)を卒業後、奥沢の「とどろきばらえん」、千葉県の谷津「京成バラ園」でバラの品種改良に一生をささげられた方です。雨の中を一生懸命説明してくれている彼女らの姿を見ると、鈴木氏のバラにかける情熱がこの高校にもしっかり引き継がれていることを実感しました。

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秋の園芸展でもバラ園の一般公開があるそうです。11月の第一土曜日曜のようですが、詳細はこちらの学校のサイトをチェックしてください。

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2008年5月 6日 (火)

相模野基線 一等三角点巡りラン

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地図は三角測量で作ることはご存知と思いますが、三角測量のためには超精密に測定された2点が最初に必要となります。詳しい仕組みは私が説明するよりもこちらのサイトがよろしいかと(^-^;

Dscf4434s_2 すなわち明治時代に作られた近代日本地図の基準ともいえるのが相模原から座間にわたる「相模野基線」です。全長5209.9697m(ね、ものすごく精密でしょ?)の基線の北端と南端および中間点。そして、その東側と西側(とりあえず、今回は鳶尾山頂は遠慮して、従来の中津小学校としました)にある最初の三角形の頂点にあたる一等三角点の5ポイントを巡る「地図の原点巡りラン」34Kmを決行しました。(上の画像は南端のもの)

詳しいルートはGoogle Mapでご覧ください。

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途中、大山街道の古い宿場町である下鶴間の記念館で筍御飯をご馳走になったり、相模川河川敷の大凧上げを見物したりと楽しいランでした。もちろん、ゴールは黒湯の日帰り温泉「湯快爽快」(^-^)V

これだけの正確な距離をたった4mのものさし(もちろん温度変化も少なく、強度もある専用の巻尺ですが)で測ったというのだから、先人の知恵は素晴しいものです。今は、GPSによりさらに精密な測定がされていますので、三角点や相模野基線も測量遺跡となってしまうのかもしれませんが、次代に語り継いでいきたいものの一つだと思います。

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もう一つの基線である那須基線については、私も少なからず関係があると勝手に思い込んでいるのですが(^-^; 機会があればレポートしたいと思います。

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2008年5月 4日 (日)

大蔵の五尺藤

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調布の国領神社の「千年の藤」をご紹介しましたが、やはり地元世田谷の藤をご紹介しなければということで、「大蔵の五尺藤」をご紹介します。

Dscf4293_2 この藤は、ジョギングのメッカ、砧公園のすぐそばなんですが、個人のお宅ということもDscf4298 あり、なかなか知られていません。しかし、世田谷百景に選ばれていることもあり、ご好意で藤の花の季節に一般開放していただいているものです。特別にお宅の方に声をかけなくても良いようですので、見学の際には静かに節度をもって拝見したいものです。

ということで、まさしく個人のお宅に入っていきます。門から風情のある石畳が母屋に続いていて、古くからの大蔵のお宅という感じです。鬱蒼とした庭木の奥に藤の花が見えます。

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Dscf4291 個人のお宅の庭なので、ものすごく広いというわけではありませんが、藤の木の根っこを見ればその古さは一目瞭然。お手入れも大変かと思います。世田谷百景の標石には詳しい由来などは記されていませんし、ネットで調べてもそれ以上の情報は見当たりません。

しかし、私が見学していたときに、やはり藤の花見物にいらしたご婦人の話によれば、この藤はもともと亀戸天神の藤の木だということです。確かに、図書館で調べてみると世田谷区発行のガイドブックにも、80年以上前に亀戸天神の藤の古木を接木したと書かれています。

Dscf4288亀戸天神といえば江戸時代から藤が有名で、四月下旬から藤祭りが開かれ、多くの参拝客で賑わう有名な神社です。ところが、先の戦災で社殿のみならず藤の木も壊滅的被害を受けてしまいました。その後、神社や氏子の皆さんの献身的努力により、現在の亀戸天神の藤棚が復興したのですが(ここまでは、亀戸天神の公式サイトにも書かれています)、ご婦人の話では、その荒れ果てた藤棚の再興に一役買ったのが、戦災を受けた藤の分身である大蔵の五尺藤。つまり、今の亀戸天神の見事な藤は、いわば大蔵の里帰り藤だというのです。

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Dscf4296 ご婦人にそのお話の出典をお聞きしたわけでもなく、またお宅の方に確かめたわけでもないので、真偽のほどはさらに調べてみたいと思いますが、そう思うと、以前は亀戸で働いていたことがある身にとっては、なんだか不思議な縁を感じます。藤とはまったく関係ありませんが、その昔のブランド野菜として練馬大根に勝るとも劣らないといわれたのが亀戸大根大蔵大根。世田谷と亀戸って結構縁が深いのかもしれません。

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お庭には、こんな狸もいました。
額に葉っぱをつけて、化ける準備中(^_^)

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2008年5月 3日 (土)

世田谷ツツジ巡りラン+α

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和田堀給水所の一般公開が始まりました。

年に2度、桜とツツジの時期だけに公開されます。
桜の時期に、桜巡りランで訪れたことがありますが、この連休初日のLSDには迷わず「世田谷ツツジ巡りラン」

スタートは小田急線「祖師谷大蔵」駅
ウルトラマン商店街として売り出しています。木梨サイクルもあります。駅前のウルトラマンに挨拶してからジョグ。詳しい道順はGoogle Mapをごらんください。

小田急に沿って新宿方面に。環八の手前右手奥の世田谷区最高地点の大蔵給水所をやり過ごして進みます。途中の石仏公園で烏山川緑道を横切り、経堂の駅を越えて北沢川緑道に入ります。梅が丘の駅前を左折して羽根木公園を抜けて、またも川を暗渠にした細い路地をつないで、和田堀給水所へ。

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印象的はコンクリート造りの一号配水池は昭和9(1934)年完成。大正13(1924)年に完成した小山を盛上げたような二号配水池の斜面にツツジが植えられています。

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給水所直送(?)の水を守衛所脇の蛇口で頂いてから、もう一走り。井の頭通りを甲州街道へ。甲州街道とくっついたり離れたりしながら続く玉川上水公園を走ります。上北沢で中央道と甲州街道が離れますが、中央道に沿って走ります。高速は高架の上ですし、側道は交通量が少なく、街路樹も多く、思ったより静かで、走りやすい。

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Dscf4341 まったく知らなかったのですが、途中の身代わり不動尊はちょうど石楠花の花が満開です。様々な種類の石楠花が広々とした境内の花壇に植えられています。たいへん丁寧に世話されているようで、とても綺麗です。交通安全で有名なお寺ですが、役の行者にも所縁のあるだけに走ることにもご利益がありそうです。

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Dscf4357 生協の角を左に曲がると烏山の住宅街。こんなところに、と思うようなところにあるのが「西沢つつじ園」。つつじ園だけに様々な種類のつつじが所狭しと植えてありますDscf4350 が、公園ではありません。すべて西沢つつじ園の商品です。もちろん買ってお持ち帰りもできます。また、挿し木をして増やしている畑もあり、小さな苗木も一生懸命に花を咲かせています。隣接して世田谷区立の烏山つつじ公園があり、水のみ場もあります。

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ちょっと見ごろは過ぎていましたが、一面のつつじはとても高層マンションの隣とは思えません。

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その後は、仙川に出て、仙川沿いを下り祖師谷公園へ。

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ここはポトマック川に送られた桜の里帰り桜が仙川の両側に植えられていることは先だってご紹介したとおりですが、こどもの日にちなみ、こいのぼりが川を横切るようにかけられていました。この公園では予想外の素敵な光景に出会いました。それがこれ。

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昨日からの雨に打たれながらも、すっと端正に立つ可憐なポピーの花。
明日になれば散ってしまうのではないかというはかなさを漂わせている花だけに、余計にいとおしいく、何枚もシャッターを切ってしまいました。

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祖師谷大蔵に戻ってからは、天然温泉銭湯の祖師谷温泉21はお決まりのコース(^-^) 私の場合は、そのまま自宅直行ですが、そのまま商店街の居酒屋直行というのも捨てがたい選択ではあります。

ということで、ツツジを目当てのLSDでしたが、石楠花にポピーにと、予想以上に素敵な連休初日の春の花巡りランとなりました。

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