向ヶ丘遊園跡のバラ園
向ヶ丘遊園が閉園となり久しくなります。
小田急の駅からのモノレールもすっかり撤去され、当時を思い出させるものは駅名だけといった様子です。しかし、東洋一とうたわれたバラ園は、川崎市に引き継がれ、多くのボランティアの方々の協力を得て、「生田緑地バラ園」として育成・整備されています。
普段は非公開ですが、年に2度、春と秋の花のシーズンに無料で一般公開されており、思い立ってジョギングがてら見てきました。遊歩道も整備され、以前の正面入口脇から登っていきます。花でいっぱいだった大階段や流れるプール(冬はスケートリンクになり、何度か家族で行きました)も、昔のそれとわかるだけにうら寂しいです。
森の中の階段を登り、しばらく行くと目の前に一面のバラが広がります。ちょうど盆地のようになっているため、そこだけが秘密の花園といったイメージがぴったりのバラ園です。
ちょうど満開の時期で、翌日は雨という予報あり、多くの人出でした。しかし、敷地が広いのでそれほどざわついた感じもなく、ゆっくりとバラを愛でることができました。
バラの品種を紹介するプレートが整備されており、先日訪れた都立園芸高校のOB鈴木省三氏によるバラも育てられていました。氏が最初に世に出した「天の川」は綺麗な黄色の繊細な感じのバラでした。農林水産省品種登録第一号の品種「聖火」もありました。これは東京オリンピックの年に発表されたバラで大輪の花を咲かせるものなのですが、違った種類のバラの写真を撮ってきてしまいました(^-^; そのほかにも、人名を名づけたバラも多く、興味が尽きません。
たとえば、こちらは「お母様」
そして、こちらは「お嬢様」
大統領選真っ最中ですが...
なまめかしいピンクが魅惑的(^-^)
個々のバラも素敵ですが、なんといっても「ローズ・ガーデン」としての美しさが特筆されるでしょう。つる性のバラも咲き誇っていました。
これだけの広さのバラ園を整備するのは並大抵のことではないと思います。ボランティアの方々の地道なご苦労の賜物だと思います。春の開園は6月8日までです。ぜひ一度いらしてみてください。
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コメント
かるがもおとーさん!!良い情報を教えていただきましてありがとうございます!!6/8までですね。行ってみようと思います!!
投稿: くま | 2008年5月25日 (日) 19時30分
アプローチが鬱蒼とした森の中、稜線に出たとたんに眼下に広がる一面のバラ...ホントに秘密の花園といった感じです。ぜひ、いらしてみてください。
投稿: 野川のカルガモおとーさん | 2008年5月25日 (日) 20時14分
私は23日・快晴のバラ園を堪能してきました!!
ボランティアさんたちの献身的な姿勢も嬉しいですね。
何処か日陰で、食事が出来るところが欲しいと思ったのは
贅沢でしょうかな?
では、どうぞお元気で!!
投稿: まっぴらさん | 2008年5月30日 (金) 14時29分
まっぴらさん、ようこそいらっしゃいました。
確かにボランティアの皆さんが活き活きとして活躍されていましたよね。これからのひとつのあり方のような気がしました。
私が行ったときは曇りだったので気になりませんでしたが、ピーカンの時には日影ありませんね。でも確かに贅沢かな(^-^;
そうは言っても、高台の広場に折りたたみチェアを持ち込み、眼下にバラ園を望みながらワインでほろ酔いの外人さんがうらやましい、というかズルイと思ったカルガモおとーさんでした(^-^;
投稿: 野川のカルガモおとーさん | 2008年5月30日 (金) 23時38分