半夏生
今日7月2日は、「半夏生」
”はんげしょう”と読みます。
二十四節気をさらに細分化したものに七十二候のひとつです。
「半夏」という薬草が「生える」頃だから半夏生です。
夏至から数えて11日目を半夏生としていましたが、今は太陽が天空の黄経100度を通る日とされ、この日までに田植えを終えるという目処になっているそうです。梅雨のさなかなので、食物が腐りやすい時期だけに、この日は「毒気が満ちる」日と考えられ、井戸に蓋をするとか、野菜を食べないとか、様々な禁忌が伝えられています。
この半夏生のころに咲く花だから「ハンゲショウ」と呼ばれるのが、この花。ドクダミの仲間で、白いのは葉っぱで、真ん中の房のようなものが本当の花です。薬草の「半夏」ではないのがややこしいところです。
先日、田園調布の坂巡りに行ったときに訪れた多摩川台公園の一角に、昔の浄水場の跡が湿性植物園として整備されています。沈殿池の壁がそのまま残り、ちょっと不思議な雰囲気です。その池にたくさんのハンゲショウが咲いていて、目を引きました。葉っぱの半分が白粉のように真っ白になることから「半化粧」と字を当てるということもうなずけます。
梅雨の花というと色とりどりの紫陽花が真っ先に頭に浮かびますが、こんな地味な花も曇り空に映えていいもんですね。
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