日記は読んでいなくても「アンネ・フランク」の名前はご存知のことと思います(実は、私もそういう一人なんですが...(^-^;)。実は、64年前の今日9月6日に彼女はアウシュビッツに連れてこられたのです。約1ヶ月前の8月4日に今では観光名所となっているアムステルダムの隠れ家が秘密警察に見つかり逮捕され、拘置所や収容所を転々として、悪名高きアウシュビッツにたどり着いたのが今日...
アウシュビッツには1ヶ月半ほど収容されました。その後、10月末にドイツ北部のベルゲン・ベルゼン収容所に送られ、両親とも離れ離れになり、どんなに心細かったことでしょう。翌3月にチフスで15歳の短い生涯を終えました。
さて、表題の「アンネのバラ」ですが、彼女が隠れ家の小窓から見ていたといわれている野生の野バラを、ベルギーの園芸家が平和への願いをこめて改良し、つくりだされたバラで「アンネの形見のバラ」と呼ばれています。このバラは、アンネの父オットー氏におくられて大切に育てられ、世界中に広げられました。
新川の仙川公園は長崎の平和記念像をモチーフにした像など平和をテーマにした公園になっていて、この「アンネのバラ」も植えられていることは三鷹市のサイトで知っていました。今日はそのバラの下見に仙川公園まで走りに行こうと思い、サイトで調べているとなんと帰宅ランの途中の教会にも植えられているというじゃありませんか。急遽、予定変更して野川経由で用賀に向かいました。
1971年、聖イエス会しののめ合唱団のメンバーは、第一回海外演奏旅行中、イスラエルのナタニヤにおいて、偶然 アンネの父 オットーフランクさんと出会われたそうです。それから交流が始まりアンネの形見のバラが贈られたそうです。
聖イエス会には「アンネのバラ教会」もあり、バラは各地の教会に株分けされました。そのひとつが用賀のソフィア教会のアンネのバラです。
トップのアンネの像は教会の中庭に立っています。写真を撮っていると、ちょうど教会の方が出てこられてお話を聞くことができました。秋咲きもするそうですが、やはり見事なのは5月だそうで、各地から大勢の方がバラを見に来るそうです。
思春期の少女の心の変化をあらわすように、つぼみは濃い紅色ですが、花が咲き始めるとオレンジ色からクリーム色がかった明るい色に、そして薄いピンク色へと変化していく「アンネのバラ」
平和への祈りを込めて来年5月にぜひ訪れてみたいと思います。

【追伸】
2009年5月に春のアンネのバラを見てきました。
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