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2008年9月23日 (火)

これも都道

Dscf6058

最大幅1.5mの標識がある細い道。
住宅街の裏道の通学路といった風情ですが、「1.5m」の標識をよ~く見ると、ポールには緑のイチョウのマーク。管理者は東京都ということです。つまり、この道はれっきとした「都道」なのです。それも11号という若い番号。メジャーな主要道扱いを受けている道路なのです(受けているとはあんまり思えないけど(^-^;) 。

最大幅1.5mの都道11号

Dscf6059_2 実は、この道は「筏道」(調布では「品川通り」)といい、奥多摩の筏師たちが多摩川を筏で下り、羽田まで木材を運んだ後に奥多摩まで帰る道だったのです。大正のころまで筏師が行き来していた産業道路だったわけで、都道として整備されていたということです。

Dscf6062 筏道は、いくつかの道筋があったようですが、ほぼ次太夫堀に沿っています。現在の東名高速と野川の交点あたりからこの道筋をとおり、狛江駅を抜けて多摩川住宅裏手の高台を過ぎて国領の多摩川住宅入口のところで現在の品川通りに出ます。そこには「旧品川通り」の表示もあります。

Dscf6061 現在は、並行して作られた多摩堤通りが都道11号となっていますが、この旧来の道筋も引き続き都道のまま残っています。多摩堤通りが整備されているために、この道筋は拡張されることもなく「最大幅1.5m」のまま...でも、立派な都道なので標識や街灯は区ではなく都が整備・管理しています。

まあ、国道でも山道の国道やら階段の国道もあるくらいですから、都道でもハイキング道の都道やこのような1車線の都道もそれほど珍しいわけでもないようです。狭隘都道を趣味にしている方も多いようです。

でも、これも都道だと思うと、そのギャップには驚いちゃいます。

Dscf6084

都道311号線、通称「環八」です。

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コメント

1.5m ってことは道の横には寝転がれないってことですね。。
運ぶ木材が筏で、帰りは徒歩。凄い距離ですねー。
羽田までLSDもしたいなぁと思っていたのです。

投稿: para | 2008年9月23日 (火) 23時01分

今は整備されてもう少し広くなっているようですが、一方通行です。ところで、昔の筏師は羽田に泊まり、翌早朝に歩き出し1泊2日で奥多摩まで帰ったそうです。成城からだとちょっと厳しいかもしれませんが、バスを乗り継いで二子玉川からなら十分に羽田の0.0Kmポイントまで行けます。良くなったらお付き合いしますヨ(^-^)

投稿: オーリンゲン | 2008年9月23日 (火) 23時38分

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