感激しました!
よくやった!
スゴイ!
ここまで、できるとは
失礼ながら正直思っていませんでした。
だって、あまりに荒唐無稽な目標に思えたから...
だって、期待を裏切られたことも一度や二度じゃない...
だって、欧米と比べたら余りに大きさも違う...
でも、やりました!
しっかりと、この舞台に帰ってきたんです!
君の目にはどんな風に写ったんでしょう...
長かった...
エネルギーを使い果たしたこともあったでしょう...
故障して、サポーターに心配かけたこともあったでしょう...
でも、この舞台に戻ってきたんです!
きちんと約束を果たして...
なんの迷いも無く
一直線に光り輝きながら
ゴールに向かう君の姿に
言葉がありませんでした...
ありがとう...
「はやぶさ」
膨大なアクセスにダウンするサーバが続出するなか
日本とは関係のないサッカーの試合を流している
国営放送にいらだって仕方ありませんでした。
(受信料、払わないぞ(^_^;)
私的には、アポロが月面着陸したとき以上の感激です。
目に見える月に人間が降り立つよりも
交信に往復1時間近くかかるような遥か彼方の
茫漠とした宇宙に漂う陸上競技場ほどのけし粒みたいな惑星に
バスタブほどの小ささのロボットを
送り込み
着陸させ
そして、地球に戻ってこさせることのほうが
どれだけ、困難の多いことか...
誰だか、何時だか忘れましたが、
そうだよ! そうなんだ! と膝を叩いたことがあります。
人間を宇宙空間に送り出すことだけがエライんじゃない。
生命維持のために酸素と食料と様々な機器を宇宙空間に送り出す
膨大な無駄とエネルギーを考えたら
そんな物量絶対主義的なアメリカ的な宇宙開発よりも
日本が目指すべき宇宙開発は別にあるはず
ロボット大国 日本ならば、あえて有人飛行にこだわらず
人間を宇宙空間という生命体にとって過酷な環境に送り込まずに
ロボットを自動操縦(それも自律的自動操縦)で送り込み
人間以上の働きをさせることにこだわってもいいのではないか
はやぶさがそれを実証してくれました。
7年もの長期間、人間を宇宙空間に送り出すことは
技術的にも生物学的にも倫理的にも不可能だと思います
(少なくとも現時点では)
はやぶさだからこそできたこと...
それを、しっかりやってのけてくれました。
ここからは感傷的すぎるのですが...(^_^;
子供頃に読んだ童話で
一番心に残っているお話が
宮沢賢治の「よだかの星」
こんなに哀しいお話しがあるのかと
子供心に思ったものでした
欧米から笑われるような小予算で
不可能と思われたミッションに挑んで
作り上げられた小さなよだかが
7年前に宇宙に飛び立ち
今、はやぶさとなって
大きな成果をあげて
地球に
帰ってきた
これが
飛び立ったときに
かれが見た風景
幾多の困難を乗り越えて
かれが最後に見た
故郷...
そして
「みんな ただいま」
のつぶやきとともに
光り輝き
地球の風になっていく...
こんなに
嬉しくて
哀しくて
夢のあるプロジェクトを
完遂したJAXAの皆さん
お疲れさまでした&ありがとう
PS. 「一番」じゃなくていいそうなので、はやぶさⅡの来年度予算は3千万円だそうです...(選挙前だから便乗人気狙いで増額ありか?!)
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コメント
意味深な題名に引き込まれて、どのことだかよく判らないまま読み進んでしまいました。(笑)
はやぶさは本当に、本当によくやりましたね。
彼が最後に送ってきた地球の映像には、わたしも言葉が出ませんでした。涙が出ました。
投稿: 庵魚堂 | 2010年6月16日 (水) 14時26分
最後の画像、うるっときますよね。
カプセル放出したらお役御免なのに
わざわざ姿勢制御して最後の一仕事で
故郷を撮影させる...技術者のロマンですよねえ。
はやぶさ、最後にはホントに不死鳥の火の鳥になりました。
投稿: 野川のカルガモおとーさん | 2010年6月16日 (水) 23時34分