ハナミズキの原木に会ってきました
日本のハナミズキのいわば原木ともいえる木に数年ぶりに会ってきました。
場所は世田谷区深沢にある都立園芸高校。
数年前にこの原木をご紹介した記事のおかげで、この季節になるとこのブログへのアクセスが増えてきます。アクセス状況を見た時に、そういえばしばらく見に行っていないなあと思い、トレーニングがてら走ってきました。
1912年にワシントンDCに送られた東京の荒川堤の桜の返礼として、1915年に送られてきたのが40本の白いハナミズキ。園芸高校の初代校長が、アメリカに送った桜の育苗に関わった縁で2本のハナミズキが植えられました(残念ながら、1本は枯れてしまい、現存するのは1本のみです)。
その後の戦争では敵国から送られた木ということで様々な運命をたどったようです。そのときの原木40本のうち、現在の所在が分かるのはごく僅かだといいます(あるサイトによると園芸高校のこの木が最後の1本とか...私自身で確かめたわけではありませんが)。
このハナミズキの子供は日本各地に広がっています。
日比谷公園のハナミズキの森もこの原木の子供です。
平日であれば、学校の事務室で見学の手続きをすればこのハナミズキの原木に出会うことができます。ちょうどゴールデンウィークの谷間のお休みでしたので、数年ぶりに見ることができました。回りは常日頃よく走っているのですが...
伝統ある園芸高校ですので、ハナミズキ以外にも見所満載です。
機会があればぜひ訪れてみてください。
用賀に向かう帰り道の谷沢川の両岸もみごとなハナミズキ並木。
二子玉川や用賀は、今の季節、ハナミズキの白とピンクにあふれています。
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コメント
ワシントンDCに住む友人から「春分の日には、既に満開をむかえた3200本の桜は、それはそれは美しい桜でした。今年は100周年なので盛大に桜のフェスティバルが行われました。」とメールで聞きました。
日本でも2015年に100周年ということでになにかイベントがあるといいですね。
投稿: たんぽぽ | 2012年5月 7日 (月) 17時36分
そうですよね、日本でもイベントをやれればいいですねえ。今週末12日が学校公開日ですので、そのとき提言してきましょうか。
投稿: 野川のカルガモおとーさん | 2012年5月 7日 (月) 23時37分