奥多摩渓谷駅伝に参加してきました
箱根駅伝に次ぐ歴史のある駅伝「奥多摩渓谷駅伝」
襷、つながりました!
1区・2区通算の標高差110m、総登距離260m、15.8Kmを65分で駆け抜けないと3区に襷がつなげない厳しくなった奥多摩渓谷駅伝の関門時間に気がついてから、初参加の時以上のプレッシャーでした。
今の自分の調子を考えると、最低限の条件が1区の走者が30分で来ること。31分を超えたら、どのようにあがいても関門にかかる。
快走を信じて、スタート後27分、ベンチコートを脱いで中継点に。
「35!」の番号がコールされるまでの時間がものすごく長い。
襷を受け取り、ダッシュ!
ちらっと時計を見る。
デジタル時計の大きな「29」の文字!
1区の仲間がしっかり仕事しました。
3区の仲間を白襷で走らせるわけにいきません。
絶対につなげる...
久々の高揚感で中継点直後の激下りへ(実はこの下り、スタート地点と同じ標高まで一気に下ります)。下りきるまでは意識して抑えて、いよいよこれから総登距離180mに挑戦。ストライドではなく、ピッチで、腕振りを意識して、100mほど前の集団を追います。
しかし、追い込むペースが少し速かったのでしょうか。調子よく飛ばしていたのに、御岳の坂に差しかかると、呼吸は乱れるは、腕に力が入らないは、と全くが余裕がない状態に。
そんなときに、御岳で仲間の応援の声。しかし、聞こえたものの応える余裕も無し。でも、しっかり届きましたよ。折れかかった気持ちを立て直して、しばらく続く平坦地ではストライドを意識した走りでつなぎ、調子を整えます。
尾根・沢をくねくね曲がる渓谷沿いのコース。
2年前は、次の曲がりで終わりか?という期待を何度も裏切られましたが、2回目の2区なので景色のポイントも分かり、体力的はあいかわらす厳しいものの、精神的には幾分余裕がでてきました。
最後の尾根を巻くところの旅館があと1.2Km地点。
それまで一切見ていなかった時計をちらりと見る。
「59」!
秒は分からないが、最低でも5分ある。
ぎりぎり間に合う
いや、間に合わせる!
とはいえ、体力的には限界。前を行くランナーを心は追いかけているのですが、その差がなかなか縮まりません。最後の力を振り絞って、ラストスパート!
それから先は、ふたたび頭の中は真っ白。
なんとか襷を渡しました。
「早くどいて! スタートするから!!」
競技役員の怒鳴り声でハッと我に返って振り返ると
白襷を持った何人ものランナーが並んでいる!
つないだ...
安堵感でその場でへたり込んで動けなくなりました。ホント久々の感覚です。自分の持っている以上のものを出させるのが駅伝ですね。
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