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2014年2月 5日 (水)

別府大分毎日マラソン(別大)制限時間ギリギリランナー参戦記

Kc4d0017

スタート2時間前の別大マラソンスタート地点の様子です。
この国道10号の6車線をすべて止めて走らせてもらえるという贅沢な大会です。

初出場の去年は長文の参加記をアップしましたが、今年は前の週のロゲインの整理も終わっていなくて、そちらに掛り切りでした。でも、ふっとアクセス記録を見ると「別大マラソン」でアクセスしてくれている方が急増しています。エリートランナーの後ろで制限時間ギリギリでもがいているランナーの記録も参考にしてもらえているんだなあと思い、備忘録的に記録してみたいと思います。

今回は直前に気が変わり、ちょっと磨り減ったアディゼロではなく、履きなれないフォアフットのブルックスで走ったせいか、今までに痛くなったことのない太ももの付け根の内側が妙に筋肉痛。でも、それ以外はそれほどダメージはありません。タイムはともかく、それだけいい感じに走れたということでしょう。

遠征前にいろいろと言い訳モードに入っていましたが(^_^; 今回は本当に不安でした。足の違和感などはともかく、つくばでのトラブルが引っかかっていました。普段のように3,4分でリカバリーすれば、トラブルがおきてもギリギリ制限時間内でゴールできる自信はありましたが、つくばの28Km地点で立ち止まらざらるを得なかった時のように長時間の停滞は 別大では即棄権!

まして、予報ではつくばのとき同様にかなり暑そう。体へのダメージも大きい。
前回の別大は3時間15分目標の走りをして撃沈しましたが、そんなことしたら今回はもしかしたら本当に棄権の可能性が高い。ということで、今回はギリギリ完走ペースで絶対に立ち止まるような事態を回避する走りで35Kmまでは我慢して、余裕があれば35Kmからペースを上げてあばよくば3時間25分という目標で望みました。

レース当日はTVで御存知の通り、もの凄い霧(実際、レース中まともに海が見えた記憶がありません)。20度と予想された気温は13度と思ったほどではなく、 湿度も高く呼吸も楽。でも、「別府シーサイドハーフマラソン」は確かに良いコンディションかもしれませんが、「大分シティハーフマラソン」は霧が晴れて、 日差しもあり熱くなるに違いない...(別大のコースは前半の別府市内と後半の大分市内でがらっと雰囲気が変わり、2つのハーフマラソンをいっぺんに走るような感じです)。

ゆっくりと準備をして10時にシャトルバスでスタート会場のうみたまごへ。カテゴリー3の一般鈍足ランナーには、そのままシャトルバスが待機所になるので、バスでまったりと直前準備。11時頃からウォームアップ。30分前に荷物を預け、スタートラインへ。

陸連非登録ということもあり、後ろには140人ほどしかいない本当の最後尾スタート。それでもスタートロスは51秒! ラインを越えた時にはもう5分/Km を余裕で切るスピードで走れます。15Kmの関門が一番厳しく73分。スタートロスを考えると5Km毎24分/Kmは余裕で切っていかないとヤバイ。ということで、ここまでは23分30秒目標で5Kmごとを刻み、そのあとは24分で35Kmまで、35Kmからは23分を切るペースでと思っていたのですが結果は...

0→5Km 23:29
5→10Km 23:44
10~15Km 23:35
15~20Km 24:18
20~25Km 24:20
25~30Km 24:44
30~35Km 26:21
35~40Km 25:51
40~ゴール 11:28

ほぼ想定どおりでしたが、誤算は後半の大分シティハーフの暑さ! サングラスは要らないかなと思ったのですが、つけていて良かったです。給水はコップが足りないなど少々トラブルはありましたが、係員の機転で贅沢にも2リットルボトル!がテーブルに並んでいて、重たいこと除けば問題ありませんでしたが、前半の蒸し暑さと相まって15~25Kmはちょっと想定より遅い。

去年はここで逡巡して、遅れを取り戻そうとペースアップしてドボンしたので(去年の25~30Kmは23:02)、意識してセーブ。でも、セーブし過ぎちゃたみたいですね(^_^;

そこで30Km過ぎから24分に戻そうちょっとペースアップしたら、ちとヤバイ感じ。つくばで止まったのは28Km地点。かなり不吉な予感。貯金も5,6分 あるので、思い切って5分/Kmペースでも構わないとペースダウン。体もキツくなってきたこともあり、ずるずると落ちてしまいながらも、ゴール競技場側の 35Km地点へ。

去年はもう「棄権」の文字しかなかった地点ですが、今年は「絶対に完走してやる」という気持ちで通過。ペースを落としたことで体調も安定してきて、ゴールまで行ける!と35Km地点からペースアップ。腕振りを大きくしてラスト7Kmを上半身でひっぱるレースは何度か練習し ていますので、自信を持って弁天橋も気持ちよく越えます。

いい感じで今まで抜いていったランナーを快調に追い越して行きます。うまくいけば25分台でゴールも可能か!?と欲が出た38Km地点でなんとピク様が...! それも両方の足の指にピク様が降臨しそうな気配。特に足の指が攣ると シューズを脱がないと治せないので、制限時間に間に合わない危険性が高い...

ここはペースを落としてでもピク様をなだめつかせて、止まらずにゴールまでたどり着くしかないと、ムリな動きはしないように慎重に足を運び、なんとか舞鶴橋を渡りきり、ラスト1Km。ようやく戻ってきました。グ ランド1周が長いこと(^_^; 制限時間1分15秒前にゴール! 

最後のピク様は練習不足以外のなにものでもありませんし、シューズを直前に変えるという計画性のなさもどうしょうもありません(^_^; でも、なんとか立ち止まらずにゴールできたことは、ちょっぴり克服できたかなという感じです。それだけに、自己ベストから20分以上も遅いタイムですが、今この時には非常に意味のあるタイムだったと思っています。

ということで、制限時間以内完走なので、来年も参加できるタイムなんですよね(^_^)V

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